道路状況の把握やこどもの見守りにはAIを活用
2019年度からは本庁内に「デジタルトランスフォーメーション推進本部」を新設。「自治体DX、仕事・暮らしDX、地域DXの3つの柱から、広島県のあらゆるものをDXしていくことになる」とし、「いまできることはなにか、どこから着手するか、そして、5~10年後に向けて、いまやらなくてはならないことはなにか、といった観点から取り組んでいく」とする。
ここでは、センサーデータやドライブレコーダーの映像データをAIで分析し、岩盤崩壊による事故を予防したり、効率的で最適な除雪作業の実現や、道路のひび割れや陥没を事前に予測したりするといった取り組みを開始している。
また、こどもたちの見守りのために、学校や児童相談所に集まったデータをもとにAIを活用。ハイリスクの家庭を見分けて、虐待を未然に防ぐなどの予防的支援や、移住および定住の支援事業においてAIを活用することで、きめ細かな移住、定住相談が可能にしているという。移住、定住相談の仕組みは、初代相談員の「平野さん」の名前を引用して、「AI平野さん」と呼んでいるという。
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