LR44ボタン電池2個で2年動作
持つ喜びを感じるレトロフューチャー腕時計
大阪のキタで幸運にも手に入れた人気の「フルメタル銀G-SHOCK(実測153g)よりまだ20gほど重く、一般的な36mm径の腕時計よりも表面積が大きくても、そして、厚みが15mmあっても、ワンプッシュで装着、脱着できるブレスレットをキチンと調整すればフィット感は悪くなく、そのぶん目立ち度は圧倒的だ。
FUTURE FUNKは、ことバッテリーに関しても標準的でありがたい。昨今ならどこでも1個100円以下で入手できるLR44ボタン電池2個で2年ほどは動作するらしい。もちろん、ドヤ顔モードでデモンストレーション・ショットを多発すると、当然ながら駆動時間は短くなってしまう。
逆に“電池セーブモード”に設定すれば、クォーツ時計機能は動作させたまま、ローラーの回転だけを停止させる。3つのローラーは12時00分の位置を表示したまま一切の現在時刻の表示動作をしないので、より長い電池寿命を実現できる。もちろん、現在時刻を知りたい時は、側面のいずれかのボタンを押せば、即座にローラーが回転して現在時刻が表示され、標準動作モードとなる。FUTURE FUNKを使わない時には便利な機能だ。
人によってFUTURE FUNKの使い方はさまざまだろうが、筆者なら、腕に装着している時は、電池セーブモードなんかとは縁を切って、レトロフューチャーのカルチャーにドップリ浸かり、スペースエイジ・デザインのうんちくなどをたれて、会う人ごとにデモンストレーションしてドヤ顔するに決まっている。FUTURE FUNKは、電池セーブモードに設定して地味に使う、昨今流行の“日の丸控え目なんちゃってミニマルデザイン”の腕時計とは違うところがおもしろいのだ。
![T教授 T教授](/img/2011/06/22/1511551/l/f5fe44986d09d330.jpg)
今回の衝動買い
アイテム:FUTURE FUNK
「FF101-YG-MT」
・購入:アトレ秋葉原「TIC TAC」
・価格:1万6800円(税抜)
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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