回転ドラム方式で時刻を表示
秒針ドラムはないため秒は読めない
FUTURE FUNKのウリは、ケースの裏蓋にも記述されている“Rotating Drum”(浅い茶筒のような回転ドラム)方式の時刻表示が特徴のデジアナ腕時計だ。その名称の通り、FUTERE FUNKには曲面に時刻の描きこまれた小さなドラムが横一列に配置されている。
一般的なデジタル表示の腕時計と同様、左端には時計の“時針”に当たる時間を示す時間ドラム、その右隣には分の10の桁を表示するドラム、そして一番右側には1~9分の1桁を表示する、全部で3つのドラムが配置されている。残念ながら、秒針ドラムはないためFUTURE FUNKでは秒は読めない。
時間ドラムは曲面の外周上に1~12の時刻が印字され、分表示の2つのドラムには0~9の数字が印字されている。小学生でも知ってるとは思うが、分は60進数であり59分以上は基本的に存在せず、分の10の桁を表示するドラムだけに周囲の数字間隔を広げて0~5までを配置してしまうと、きっとメカ的な構造変更が必要だ。
それゆえ、FUTURE FUNKでは、ほとんどの人が意識して見ない限り、その存在を見ることが少ない“分の10の桁を表示するドラム”上に印字された6、7、8、9の4つの数字を5から0まで辿り着くまでの間、単に通過する仕組みを採用したようだ。毎正時の直前の「XX時59分」から時刻表示画面に注目していると、楽しい一瞬を見ることができるだろう。
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