全国で売り切れ続出の
「フルメタル銀G-SHOCK」を大阪で衝動買い
筆者はここ10年ほど、生まれ故郷である大阪を忘れないために、年に2~3回は1泊か2泊で大阪の街で美味しいモノを探して、ブラブラと散歩している。友人に会うこともあるが、誰にも会わずにその日の雰囲気しだいで行き当たりばったり、市内を徘徊することも多い。
すでに大阪には親戚縁者は誰もおらず、数年前に大阪にあったお墓も今の自宅近くの谷中に改葬した。大阪に遊びに行っても、生まれ育ちが大阪の北畠、その後、家族を持って住んでいたのは帝塚山なので、心斎橋以南は親しみがあるが、梅田以北は感覚的には二子玉やたまプラーザと区別がつかない。ハイセンスな都会の香りはするが、いずれは帰る東京からの転勤族が一時的に住む“怖くないオオサカの街”だと思っている。
そんな筆者の故郷である大阪に、昨年末に遊びに行った。新幹線で東京に帰る日の朝だったのでたまには梅田にでもと考えたところ、以前はオオサカ・ロコ(地元民)でもない限り、誰もが辿り着けなかったヨドバシマルチメディア梅田よりまだキタ側にある、グランフロントとかいうビルに迷い込んでしまった。吹き抜けの香港のタイムズ・スクエアのようなビルをうろついていたところ、東京では馴染みの「TiCTAC」でずっと探していた、「フルメタルG-SHOCK」(GMW-B5000D-1JF、以降GMW-5000D)を見つけて衝動買いした。
オークションサイトでは最近でこそプレミア価格では登場しなくなったが、相変わらず定価販売はキープしている、値下がりのない腕時計だ。
GMW-5000Dの魅力は、なんと言ってもG-SHOCKの原点である1983年に発売された「DW-5000C」のインダストリアルデザインをベースに、ピカピカの硬質ステンレスでフルメタル化を実現したことに尽きる。DW-5000は発売後、何年か経って復刻版が発売されたこともあるが、今回のGMW-5000Dはその35周年モデルとして、2018年に復刻した記念モデルだ。
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