4月17日、富士ゼロックスは大容量高速出力業務向けの高性能プリンター「D125 シリーズ」を発表した。オフィス市場向け「D110」「D95」、グラフィックアーツ市場向け「D125 Light Publisher」「D110 Light Publisher」、プリンティングシステム市場向け「D125 Printer」「D110 Printer」で、発売は4月20日から。
D110とD95は、片面/両面とも110ページ/分のコピー・プリント出力を持ち、最大9080枚の大容量給紙、ステープル・パンチ・紙折りなどの多彩なオプションに対応。コピー・プリント時に、複製制限コードの埋め込み 、「いつ・どこで・誰が出力したか」などのジョブ情報を出力物に埋め込んだ出力が行なえるなど、充実したセキュリティ機能を搭載する。
D125 Light PublisherとD110 Light Publisherは、プロダクションプリンターで実績のある「FreeFlow Print Server」を採用。プリント業務ごとの部数・カラーモードなどの異なる条件設定、再プリント指示、面付け設定、カラーマネジメントなどプリントジョブへの各種設定が簡単に行なえるという。また、成果物への白紙混入を未然に抑止する「重装検知処理機構」などにより出力物の信頼性を高め、オペレーターの検品負荷を軽減する。さらに、後処理機には中とじ、2つ折りを加えたフィニッシャーに、小口断裁・背折りを実現する「トリマー」「スクエアフォールド」を新たに追加。これにより、美しい小口断裁や膨らみを抑えた背折りの出力物が一括で処理できる。
D125 PrinterとD110 Printerは、モノクロ毎分125ページを誇るパフォーマンスに加え、大容量スタッカ―(最大5000枚)を2台まで接続でき、最大1万枚のスタックが可能になった。これにより、長時間の連続出力による無停止連続オペレーションが行なえ、請求書や通知物などの短納期でプリントが集中する業務の工数が軽減できるという。