ベンチマーク環境は?
ではGTX 590のベンチ結果の前に、テスト環境をご紹介したい。今回使ったパーツは以下の通りだ。Core i7-2600Kを中心に、ごくスタンダードな構成に収めてある。テスト条件は各テストにより微妙に異なるが、1920×1080ピクセル、DirectX11モードを基本に、アンチエイリアス等を適宜追加している。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | 「Core i7-2600K」(3.4GHz) |
マザーボード | ASRock「P67 Extreme4」(P67) |
メモリー | Corsair「CMT4GX3M2A2133C9」(DDR3 PC3-10666 2GB 2枚組) |
SSD | Intel「C2MH120A2」(120GB) |
光学ドライブ | 東芝サムスン「SH-S223C」 |
電源ユニット | Huntkey「X7 900」(900W) |
OS | Windows 7 Ultimate SP1(64bit) |
グラフィックドライバ | ForceWare 267.71(GeForce GTX 590) ForceWare 266.58(GeForce GTX 580) Catalyst 11.4(Radeon HD 6990) |
ASRock「P67 Extreme4」
実売価格:1万8000円前後
製品情報:http://www.asrock.com/mb/overview.jp.asp?Model=P67%20Extreme4
描画が軽い……もう何も恐くない!
今回行なったテストのうち、3DMark11は一部テストで描画が変になるという症状が出たため、あくまで参考記録として掲載している。それを差し置いても、GTX 590のパフォーマンスはGTX 580の20~50%増しとなっている。
一部のテストを除きHD 6990を上回るフレームレートを出しているが、実ゲーム系ベンチではいずれも僅差であるというのは少々複雑な気分だ。搭載GPUの動作クロックが低めなことが原因になっていそうだが、もうちょっと差を付けてくれてもよさそうな気がする。
とはいえ、アンチエイリアス等の画質向上オプションをもりもりとつけた状態で60fpsを上回るというのは非常に感慨深い。今回は機材の調達が間に合わずテストできなかったが、3D Vision Surroundでどの程度ブン回せるのか楽しみになる性能だ。
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