垂直の壁をビミョーな動きでよじ登るロボット「ライズくん」が気になっている。MIT出身のMarc Reibert氏が設立したボストン・ダイナミックス社が開発したロボットで、体長25センチ、重さ2キログラム、秒速30センチの速さで動き、壁でも木でもフェンスでもよじ登ることができる優等生なんです。
そのヒミツは昆虫のような6本の足。それぞれの足につけられたセンサーには慣性を測るユニットが含まれており、斜面の角度によって姿勢を変えることを可能としているんだとか。
そのほかのライズくんの特徴は「搭載されるコンピューターで足の動きはコントロールされ、ポジションが決められる」、「オプションにより足下をミクロのカギ爪か、もしくはネバネバ足に付け替えることも可能」などなど。そして、それぞれの足に2つずつ付いている電動モーターで前進していく仕組み。また、は虫類っぽい尻尾は、上昇時のバランスを取るのに役立っているそうな。
このライズくん、いずれはガラスや鉄などの面を登ることができるようになるというから驚き。ちなみにボストン・ダイナミックスは、ネットで話題になった「Big Dog」や、ソニーのヒューマノイドロボット「QRIO」の開発にもかかわっているって知ってました? ということは、QRIOの次はライズくんがお茶の間に……、いや、ビジュアル的にちょっと厳しいかなあ~。