ラジコンという趣味は突き詰めれば突き詰めるほどディープになっていく。最初は組み立て済みのものから、電動ラジコン、エンジンラジコンと、どんどん本格的になり実車に近づいていく。そして、ラジコンという趣味を究極まで突き詰めるとどうなるのか? その答えが今回紹介する動画である。
Cranfield大学のJames Brighton博士が開発したこのラジコンは、ハマーのH3というゴツいクルマをプロポで操作できるように改造したもの。開発費は7万ドル(約740万円)だとか。これって、クルマ本体の料金は別なんだろうか……?
いや~、世の中は広い! フルサイズのラジコンなんて、男の子なら誰もが憧れるもんだが、それを実際に作ってしまうなんて。もしかして、この技術を応用すればフルサイズのフェラーリやポルシェのラジコンも作ることができるんだろうか? そう考えると、とても夢がある技術だ。
ただし、ハマーは見てのとおり非常にパワーも車重もあるクルマなので、普通のラジコンのように「あ、ぶつかっちゃった」では済まされない。というか、操縦者自身も危険なのだ。操作を誤って自分に向かってきたら、ほぼ確実にあの世行きだ。また、遊ぶにはこの動画のように広い敷地が必要だし、法律的にもどうなっているのかわからないので、市販化されることはないだろう。
普通なら「こんなんあったら面白くね?」と思うだけで実行しないことを平然とやってのける姿勢は、ちょっと羨ましいし、素直にカッコイイ。まさにシビれる憧れるゥ!