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みやさとけいすけの工具探検隊 第1回

やっぱり工具が好き

電動×手動で使う「電ドラボールプラス」は充電端子がUSB Type-C!

2023年06月26日 19時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス

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 ちなみに、本体に付属するビットは1本だけなので、必要に応じて替えビット(1本500円程度〜)を購入できます。

サイズ違いやソケットアダプター、下穴ドリルなど、種類は豊富

 ビットの取り付けは簡単。先端チャックのスリーブを引っ張ってビットを挿し込み、手を放すだけです。外すときはこの逆で、スリーブを引っ張ってからビットを引き抜けばOK。サッと交換できるので、複数サイズのネジを扱う場合でも余裕です。

チャックの周囲にある円筒形の黒い部分がスリーブ。ここを引っ張り、ビットを着脱します

思ってる以上にトルクは弱め 最後は手動でしっかり締める!

実際に使ってみて感じたのは、結構トルクが弱いということ。2×4材の端材に、手元にあった4.5mmのタッピングネジがどこまで入るか試ししてみると、先端から約6mmくらいしか入りません。3mmの皿木ネジでも15mm全部は埋まらず、少し頭が飛び出たままでした。ネジ穴のない木工は、厳しいようです。

左が最大。右はネジの先を挿し込んだだけの比較用

 ネジ穴があるものだとスルスル入っていきますが、締める力はあまり強くないので、外れないよう固く締めるのは困難です。

 では使えないのか? といえばそうではなく、そこは手動の出番。奥までネジを締めるのは電動で行い、最後、増し締めするところだけは手動で行えば、好みの固さにできるわけです。

 逆を言えば、電動では外せない固いネジも、最初に手動で緩めた後なら、簡単に回せます。これができるのも、手動で力を入れやすいボールグリップとなっているからこそでしょう。

 電動のトルクがもっとあれば……と思わなくもないですが、トルクが高くなるとそれを支える腕の力も必要となります。電動ドライバーで手首をひねって痛めてしまうのは、意外とよくあるミス。この危険が少ないだけでも、気軽に使える電動ドライバーとしてなかなかいいなと感じました。

●お気に入りポイント●

・USB Type-Cで充電できる

・握りやすいボールグリップ

・ビットの着脱が簡単

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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