ちなみに、本体に付属するビットは1本だけなので、必要に応じて替えビット(1本500円程度〜)を購入できます。
ビットの取り付けは簡単。先端チャックのスリーブを引っ張ってビットを挿し込み、手を放すだけです。外すときはこの逆で、スリーブを引っ張ってからビットを引き抜けばOK。サッと交換できるので、複数サイズのネジを扱う場合でも余裕です。
思ってる以上にトルクは弱め 最後は手動でしっかり締める!
実際に使ってみて感じたのは、結構トルクが弱いということ。2×4材の端材に、手元にあった4.5mmのタッピングネジがどこまで入るか試ししてみると、先端から約6mmくらいしか入りません。3mmの皿木ネジでも15mm全部は埋まらず、少し頭が飛び出たままでした。ネジ穴のない木工は、厳しいようです。
ネジ穴があるものだとスルスル入っていきますが、締める力はあまり強くないので、外れないよう固く締めるのは困難です。
では使えないのか? といえばそうではなく、そこは手動の出番。奥までネジを締めるのは電動で行い、最後、増し締めするところだけは手動で行えば、好みの固さにできるわけです。
逆を言えば、電動では外せない固いネジも、最初に手動で緩めた後なら、簡単に回せます。これができるのも、手動で力を入れやすいボールグリップとなっているからこそでしょう。
電動のトルクがもっとあれば……と思わなくもないですが、トルクが高くなるとそれを支える腕の力も必要となります。電動ドライバーで手首をひねって痛めてしまうのは、意外とよくあるミス。この危険が少ないだけでも、気軽に使える電動ドライバーとしてなかなかいいなと感じました。
●お気に入りポイント●
・USB Type-Cで充電できる
・握りやすいボールグリップ
・ビットの着脱が簡単
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