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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第247回

日産のクロスオーバーEV「ARIYA」の広さや収納は!? 使い勝手を徹底レポート

2022年08月21日 12時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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ARIYAのオススメポイント その2
使い勝手の良さ

 車内の収納は、いわゆる一般的なものから、「おおっ、これはスゴい!」というものまでたくさんありました。今回は、私がとくに気になった収納をピックアップしていきます。サイドにドリンクホルダーは付いていませんが、センターコンソール部分に隠せるドリンクホルダーが! 隠すことで、ごちゃごちゃした生活感が出ないのが◎です。

ちなみに、ドリンクホルダーには四角い紙パックも置くことができます!

USBソケットでスマホ(ピンク部分)を充電しても、センターコンソールに隠れて見えないので、車内がスッキリして見えます

後席にもUSBソケットが付いています

後席の真ん中に人が乗らない時は、背もたれを引っ張るとドリンクホルダーが出てきます

電式キーで運転席に座らなくても車両を動かせます

 上の写真の電子キーを使うと、運転席に乗らずして車両を動かすことができます。実際にやってみましたが、実車サイズ(というか、実車)のラジコンを動かしている感覚に陥りました(笑)。ちなみに、操作を誤ってしまっても、障害物があれば止まるようになっているので、「あっ、ミスってしまった……」ということがあっても大丈夫です!

ARIYAのオススメポイント その3
積載&シートアレンジ

 足元のスペースにゆとりがあり、後席も狭いと感じさせない広さは、座っていて本当に居心地が良かったです。シートの柔らかさは少し固めで、革張りの高級そうな座椅子をイメージすると分かりやすいかと思います。

身長158cmの私が座席を1番下にして座ると、ヘッドクリアランスは拳4個分、私のドライビングポジションにすると 拳2.1個分くらいでした

運転席のシートを1番前まで出すと、膝から運転席まで距離は 拳8個分、1番後ろまで下げると 拳3個分でした。これだけスペースがあれば、狭いと感じる人はなかなかいないのかな?と思います

ただ、後席のヘッドクリアランスは 拳2個分と、やや狭めです

 バックドアは、センサーに足をかざすと開く「ハンズフリースライドドア」になっています。セレナなどにも付いているのですが、足をかざしてもなかなか反応しない……ということが、ARIYAにはありませんでした。

荷室に158cmの私が座るとこんな感じです。足元にかなり余裕があります。これなら、ゴルフバック&自転車なども積めそうです

荷室の床部分を外すと、拳2個の深さの収納があります。深さがあるので、観葉植物などの背の高い荷物も積むことができます

後席を倒すとこのような形に。斜めに寝れば、足元にかなり余裕があります。フルフラットではありませんが、前にいくにつれて傾斜がついているので逆に寝やすいという(笑)

 なにより、シートアレンジの時に力がいらないのがGood! これは、私のような非力な人でも使いやすいです。

ARIYAのオススメポイント その4
EVならではの静粛性とコネクテッド機能

 驚くべきは、“かなり静かなこと”です。窓ガラスを閉めると、外の音も聞こえないし、EVなので「ブルルルル」というエンジン音もしません。ホイールに音を吸収するような素材を使うなど、とにかく音を出さないような機構にしているそうです。

 これは良い! と思ったのが「アレクサ、美味しいピザ屋さんはどこ?」と聞くと、お店の住所が何件か表示されるところです。ボタンを押すなどの動作がないので、ズボラな私にはピッタリの機能でした。「アレクサ、エアコンつけて」「アレクサ、音楽かけて」など、ここぞとばかりにお願いごとをしてしまいました(笑)。

 個人的に気になったのは、ドライブモードの選択ボタンがシームレスになっていることです。運転しながらだと、どこにあるのか分からないし、上手く反応してくれないこともあり、操作しずらかったですね。

 今回は「新型ARIYA」のレビューをしました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。

■関連サイト

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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