課題はネットワーク品質に尽きる
つまり、楽天市場やトラベルなどで買い物や旅行をして、さらに楽天銀行や楽天証券に口座を持ち、楽天カードでクレジット決済をするようになるのだ。
実際に楽天モバイルを契約すると、60%が楽天市場を、40%が楽天ポイントカードを、20%が楽天カードを利用するようになるという。
楽天では、今後、楽天モバイルの契約者数が1200万まで増えれば、楽天市場の流通総額が15%増えるという試算をたたき出している。
また、楽天モバイルでは「ネットワークカバレッジと顧客獲得の関係性」という面白いデータを出している。
いち早くサービスを開始し、4G人口カバー率の高い東京23区では申し込み率が9.4%にも達しているという(ただし、申し込み率であり、その後の解約は含まれていない)。つまり、今後、全国でネットワークカバレッジが向上すれば、東京23区と同等の申し込み率である9.4%を達成できる可能性があり、そうすることで契約者数は1200万人が見込めるという試算を出しているのだ。
若干、「楽観的」なような気もしなくもないが、現在、楽天モバイルの不安要素はネットワーク品質に尽きるので、これさえ解消すれば、ユーザーは増えるのは間違いなさそうだ。
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