現場DX、文京DX
だが、その一方で、「テレマティクス」「文教」「現場」、「ヘルスケア・医療」といった、これまであまり実績がなかった分野においても、Dynabookは、地歩を固めつつある。
たとえば、「現場」においては、モバイルエッジコンピューティングデバイス「dynaEdge DE200」やメガネ型ウェアラブルデバイス「AR100」との組み合わせ提案だけでなく、エッジ端末側でテータに対する高速処理を実現する「Dynabook Edge AIエンジン」を開発し、現場の課題解決を推進する現場DXプラットフォームとして提供。業務効率化と生産性向上も実現することになる。
「DynaEdgeソリューションにより、手のひらサイズのWindowsデバイスであるDynaEdgeとスマートグラスを、現場作業者が身に着け、Dynabookが提供するアプリで現場作業を支援することができる。DynaEdgeソリューションを活用すれば、Edge AIエンジンで、カメラの映像の揺れを補正したり、対象物をトラッキングすることが可能になり、作業効率の向上、品質の向上が実現できる。現場作業者が作業をしながら、オンラインで遠隔の支援者から、指示を受けることも可能だ」という。
Dynabookでは、これを「現場DX」と位置づけ、同社の強みが生かせる分野だとする。
また、「文教DX」では、教員向けのデバイスや生徒向けのデバイスの提供だけに留まらず、DynaSchoolソリューションにより、教育分野におけるサービス充実度の向上を図るという。
「様々なソリューションサービスとコンピューティングデバイスを、ワンストップでサブスクリプションサービスとして提供するためのクラウドポータルの準備もはじめている。ソリューションを生かすことができる様々なコンピューティングデバイスと、デバイスが生きるソリューションを高次元に融合した提案により、お客様に寄り添い、社会やお客様の問題解決に向けたDX提案を行い、社会に貢献。企業価値向上を追求していく」と語る。
そして、「2022年は、5つの事業領域におけるソリューション戦略をベースに、各業界の知見を培い、市場拡大を図る。提供する社会価値を飛躍的に拡大し、グローバルで相乗効果を創出できるポートフォリオを展開していく」とする。
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