BBC Micro Model B
ARMの親会社のACONが1981年に製造した家庭用コンピューター。これはBBC Computer Literacy Projectというプロジェクトの一環として開発されたもので、英国内では最終的に150万台が売れたというお化け製品である。
搭載していたのはMOSTechの2MHzの6502で、16KB MemoryがModel A、32KBがModel Bとされた。
ちなみにPhoto30のゴールドバージョンは、“The Micro User”誌の2周年を記念して行なわれたコンペティションの賞品として1985年に用意されたスペシャルバージョンだそうで、BBC Micro Model Bに1MBのFDD×2の構成となっている。
TI-99/4A
米TIが1981年に発売した家庭用コンピューター。プロセッサーは同社のTMS9900という16bit製品で、愛好家は多く、i8086より売れていた時期すらあったが、結局市場を掴むことはできなかった。
TI-99/4A自身もおもしろい構造を持っており、米国では一時期かなりのシェアを取ったが、結局先のVIC-20などの競合製品が出てくる中で消えていった。
Dragon 32
英国で1982年に発売された家庭向けコンピューター。製造はウェールズにあったDragon Data, Ltd。0.89MHz駆動の6809を搭載するという、BBC MicroやSinvlair ZXなどと比べて高速なのかどうかよくわからない製品。
メモリーは16KB。後にRS-232Cポートを追加したDragon 64も登場したらしい。筆者はこの製品とこの会社を今回初めて知った。
Sinclair ZX 81
英国で1981年に発売された家庭用コンピューター。3.25MHzのZ-80に、最大64KBメモリー(標準実装は1KB)の組み合わせながら、キットで49.95ポンド、完成品で69.95ポンドと安価に提供されたこともあり、これもまた結構売れた。 国内でもそこそこユーザーがいた記憶がある。というか、月刊ASCIIでも何度か見かけた記憶がある。
Sinclair ZX Spectrumのコピー
ZX 81の後継製品が1982年にリリースされたZX Spectrumであるが、これはソビエトで製造されたそのZX Spectrumのコピー品。実際、ZX 81よりふたまわり程大きい(ZX SpectrumそのものはZX 81とほとんど大きさが変わらない)。説明ではZX Spectrumも展示されているはずだったのだが、実際にはなかった。
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