毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
モデルチェンジで価格上昇中だが旧型特価品も!!
自作マシンだけでなく、ノートPCを自宅で使用するときのメインディスプレーなど、PC使いではかかせない液晶。定番液晶メーカーと言えるASUSとLGエレクトロニクスの液晶がモデルチェンジした。
HDMI 2.0に対応する32型4K液晶のASUS「PA328Q」や、144Hz対応のゲーミング向けASUS「VG248QE-J」、約8万円で買えるシネスコ液晶のLGエレクトロニクス「29UC97-S」などの特徴ある新製品に加えて、IPSパネル&フルHD解像度、22~24インチのエントリーモデルにも新モデルが登場し、パーツショップ店頭の製品も入れ替わりつつある。
そんな液晶の売れ筋ランキングをチェック。ランキングはBUY MORE秋葉原本店に協力を依頼し、3月20日からの1ヵ月で集計してもらった。
24型最安クラスの特価品がトップ
ランキング集計期間 3月20日~4月20日 BUY MORE秋葉原本店 | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | LG Electronics「24MP76HM-S」特価品 (23.8インチ、1920×1080ドット、AH-IPS) |
2万980円 |
2位 | iiyama「XUB2390HS-B1」 (23インチ、1920×1080ドット、AH-IPS) |
2万3800円 |
3位 | iiyama「X2380HS-B2」 (23インチ、1920×1080ドット、AH-IPS) |
2万980円 |
4位 | LG Electronics「34UM65-P」特価品 (34インチ、2560×1080ドット、AH-IPS) |
4万8384円(完売) |
5位 | GeChic「On-Lap 1303H」 (13.3インチ、1920×1080ドット、IPS) |
3万4800円 |
6位 | aiuto「AUT-LCD28-4K」特価品 (28インチ、3840×2160ドット、IPS) |
3万9744円(完売) |
7位 | iiyama「XUB2790HS-B1」 (27インチ、1920×1080ドット、AH-IPS) |
3万3800円 |
8位 | iiyama「GE2488HS-B1」 (24インチ、1920×1080ドット、TN) |
2万498円 |
9位 | Acer「V226HQLbmd」特価品 (21.5インチ、1920×1080ドット、TN) |
1万3478円(完売) |
10位 | iiyama「E2488HS-B1」 (21.5インチ、1920×1080ドット、TN) |
1万6480円 |
※価格は4月21日調べの販売価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
BUY MORE秋葉原店のランキングには、同じマウスコンピューターグループとなるiiyamaブランドの製品が多めにランクインしているが、トップはLGエレクトロニクスの限定特価品「24MP76HM-S」になっている。
「14年2月ごろに発売された旧型になりますが、狭額縁やブルーライトの低減モード、フリッカーフリーなどの機能を備えていますし、AH-IPSパネルの採用など、新モデルと比べて性能差は全然ないです」
「それでいて、価格.comの過去最安値と変わらない価格なので売れ行きはダントツですね。旧型なので数に限りはありますが、まだ多少残っていますので、かなり狙い目ですよ」とのこと。
ランキングで注目なのは、ノートPCのサブディスプレーや、持ち運びに最適なモバイル液晶のGeChic「On-Lap 1303H」だろう。
3月期の液晶ランキングでは、堂々のトップだったという同製品。液晶としては3万4800円と割高になるが、13.3インチでフルHD表示に対応し、USBバスパワー駆動、Micro HDMI/Mini Display Port/D-Sub15、1Wのステレオスピーカーと多機能。さらにVESA100マウントとスタンド(背面カバー)装備と使い勝手もなかなか優れている。
4位のシネスコ液晶と6位の4K液晶は、超特価だったため、さすがに完売済み。「シネマスコープサイズ(21:9)は、注目されている方は多いですが、やはり価格ですね。8万円前後の29インチシネスコ液晶のLGエレクトロニクス「29UC97-S」が発売されましたが、まだまだ高価なので……。『34UM65-P』クラスの価格帯になれば、売れるんですがね~」とのこと。
ちなみに一時期流行った、iPadのRetina液晶を使っての自作液晶(関連記事)も、まだ作れる! “AbuseMarK”では、液晶パネルとコンローラー基板のセットも扱っている。気になる人はチェックしてみよう。ただ、カバーやマウンターなどを自作する手間は必要に。
(→次ページヘ続く 「今週買いのパーツはコレ」)