アドビ システムズは11月8日、同社主催のイベント「CREATE NOW “Best of MAX”」を開催した。
同社としては本イベントをクリエイターの祭典と位置付けており、Creative Cloudの最新情報やゲストを招いて事例を紹介する内容となっている。
イベント開始のキーノートで同社の木ノ本尚道氏が登壇し、4Kや8Kといった高解像度なアウトプットがどんどん登場している中で、制作フローも変わらないといけないと述べた。またデザイナーがウェブサイトのコーディングをし、映像を作る場合があり、個人の制作領域が広がっている点も指摘。「我々もそこに追いついてツールを提供しないといけない」とコメントした。
米国で開催したアドビのクリエイティブ向けイベント「Adobe MAX」で発表されたCreative Cloudの新機能についても触れ、「Creative Cloudのアップデートの中で注目してほしいのはモバイル。スマホでPhotoshopが動くようになった」という(関連記事)。
続いて登壇した西山正一氏はタッチ操作対応のツールについてコメント。「タッチインターフェースにおいて、マイクロソフトと協業することを先日発表した」といい、今後は制作プロセスにタッチ操作を取り込んでいくという。そのスタートとして、タッチ操作に特化したUIを持つ、Windows向けIllustratorの提供を明かした。さらに、順次タッチインターフェースに対応したツールの提供を考えているという。