このページの本文へ

体験イベント開催中

アドビ、iPadで使えるIllustratorと専用デジタルペンを発表

2014年10月10日 22時04分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 アドビシステムズは10月10日、Adobe Creative Cloudと連携するデジタルペンと定規「Adobe Ink&Slide」のユーザー体験イベント開催にさきがけ、報道向けに説明会を開催した。

 Adobe InkはiPad Mini、iPad Mini Retinaディスプレイモデル以降対応のiPad用デジタルペン。筆圧感知機能を備え、Creative Cloud経由で呼び出した写真や画像に書き込みできる。ボディーはアルミを採用し、軽量で快適な握りやすさを考慮した形状にしたという。側面のボタンでメニューの呼び出しが可能だ。

 Adobe Slideはデジタル定規で、こちらもiPad Mini、iPad Mini Retinaディスプレイモデル以降対応。iPad上に置いて手で押さえるとペンや指で直線や円が描ける。

Adobe InkとAdobe Slideの使用イメージ。物理ペンと定規のようにきっちり合わせなくても、しっかりと線を引ける

 両製品とも同社初のハードウェアであり、2014年6月に米国で発表・出荷を開始している。10月7日には日本市場での発売も決まり、10月17日に販売を開始する。

 今回のイベントでは、米Adobeが10月初めに開催したカンファレンス「Adobe MAX 2014」で発表したモバイルアプリやキャプチャーアプリについて説明があった。

iPadでイラレが使える!

 まずはデスクトップ向けアプリのアップデートについて。PhotoshopやIllustratorなどのアプリでアップデートがアナウンスされた。Creative Cloudになってから月単位でアップデート、機能の追加をしているという。

 新たに登場したのはiOS向けアプリだ。「Adobe Illustrator Line」「Adobe Illustrator Draw」「Adobe Photoshop Sketch」がラインアップに追加された。

主要アプリのアップデート状況新たに登場したモバイルアプリの製品群

 Illustrator Lineは正確な直線が書けるほか、パース図や幾何学図形の製図が可能。円や三角形などの図形も正確に書け、等間隔に離れているかがわかる機能も付いている。Illustrator DrawはiPad上にフリーな絵が描けるアプリ。Photoshop Sketchは写真のトレースやコラージュ作成ができる。

 これらのアプリはCreative Cloud経由でIllustratorやPhotoshopに転送でき、PC上での作業が可能となる。iPhoneやiPadなど、普段持ち歩くものとAdobeのツールとつなげて、インスピレーションを形にできないかという発想から作ったという。

3アプリともAdobe Ink、Adobe Slideに対応している
Illustrator Lineで作った絵はアプリ内でユーザー同士の共有が可能。複数人で絵を仕上げる際など、アプリ上でやり取りができるようになる
書き始めのときに一瞬ペンをタッチさせたまま止めると、紙にインクがにじむようにふくらむ。このような細かな部分まで表現できる

 また、キャプチャーアプリもリリースされた。「Adobe Brush CC」はPhotoshopなどで使えるブラシをiOS機器で利用できるアプリだ。「Adobe Shape CC」はiOS機器内の写真をベクターデータに変換してくれる。データはCreative Cloudと連携し、Illustrator Lineなどに転送できる 。

Shape CCの画面。写真を撮影すると編集画面に。黄色い部分がベクターデータとして残り、白い部分は消去される
ベクターデータをIllustrator Drawに転送後、仕上げていくという作業も簡単
Brush CC。写真を撮って編集画面でブラシにできる。ブラシはスライド操作で形を変えられ、余計な要素は消したり切り抜いたりが可能。ペン操作にも対応している

 これらのアプリはCreative Cloud(月980円のフォトグラフィプラン含め)を利用しているユーザーに無料で提供している。

Adobe Creative Cloudのプラン

 なお、10月10日から代官山T-SITE GARDEN GALLERYにて上記のアプリとAdobe Ink、Adobe Slideの体験イベントを開催している。期間は12日の18時まで。

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中