メディア対抗ラジコン大会にASCII.jp参戦!
スピーディー末岡、ラジコン初挑戦!
それは1通のメールから始まった。
週アス赤澤(アカザー)「30日にタミヤのラジコン大会があるんだけど一緒に出ない?」
なんとタミヤ主催のメディア対抗RC大会があるという。週アスとASCII.jpの連合軍で大会を荒らし回ろうぜ、ということだ。速いものが好きな筆者はふたつ返事で素早く回答した。「出ましょう!」と。
実はラジコン未経験者なのだが、子供の頃に「タミヤ RCカーグランプリ」というテレビ番組を見て育ったので大丈夫だろうという結論だ。タミヤの前ちゃんと言えば子供のヒーローだった。
メディアレース用のラジコンがタミヤから届くも、ASCII.jpとグッドスマイルレーシングの仕事に忙殺されていたため、封を開けたのは大会2日前の金曜日。しかし、開けて顔が真っ青になった。だって、ラジコンがバラバラなのだ。筆者の中では「ラジコン=買ってすぐに走れるもの」だと思っていた。すかさず、アカザーにヘルプを求めると、病み上がりにもかかわらず、組み立てに付き合ってくれたどころか、ライトチューンまで教えてくれた。
とっくに終電が終わっているにもかかわらず、アカザーのRC講座は続く。無事に組み立て終わるも、そこからが始まりなのだ!(当たり前) そう、筆者はまともにラジコンを走らせたことがない。アカザーからRCドライビングの基礎を教わるスピーディー末岡。「スロットルはまずは3段階を意識しろ。俺は10段階だけどな!」「最初はひたすら8の字旋回をやれ! 俺はすぐに卒業したけどな!」といったスパルタ教育を受けて、明け方まで8の字旋回を繰り返したのだった……。
一夜漬け特訓の成果はいかに!?
全12媒体の中で頂点に立つのはどこだ?
迎えた大会当日。本当ならメディアの出番は午後からなのだが、午前中に唯一の練習走行時間があるという。コースも覚えなくてはいけないので、ほとんど寝ていないが気合いを入れて朝イチで会場入り。結論から言うと、練習走行は必須だった。コースレイアウトは難しくはないが、途中でジャンプ台や障害物があるため、ほぼ同じラインを走ることはできない。微妙なスロットル操作でここをかわす必要があるのだ。ぶっつけ本番でやっていたら、確実に対応できなかっただろう。
アカザーの特訓と練習走行のおかげもあり、予選では上位に位置することができ、Aメインという速い人のみで構成されたグループに入ることができた。もちろん、アカザーもこちらだ。クルマ系やホビー系といった、いかにもなメディアに混じって、ASCII.jpというIT系メディアがいるのは不思議な気分だが、そのうちラジコンもスマホで操作する時代がやってくるに違いない(適当)。
本体代の約3倍近い金額を注ぎ込んだアカザーのマシンだが、まさかの予選2位。決勝前に「1コーナーが勝負だ!」と俄然燃えている。筆者は「ビリじゃなければいっか」と気楽に構えていた。なんせ初体験でAメインに残れたのだから、これほどラッキーなことはない。いつもSUPER GTの会場などで顔を合わせているCar Watchさんもいるし、人様に迷惑をかけないレベルで楽しもうと心に決めていた。