内田洋行は、11月14日まで開催予定のオフィスファニチュア・ICTツールの新製品発表会「UCHIDA FAIR 2014 in 東京」を開催するのに先駆けて、報道関係者に展示内容を公開した。
内田洋行では、今回のフェアにあわせて、107種類を製品を新たに投入。「数年ぶりの大量投入となる。オフィスの使い方が多様化しているなかで、ワーカーがつながるための商品を提案していくことになる」(内田洋行オフィス事業本部オフィスエンジニアリング事業部開発調達部・門元英憲部長)とした。
UCHIDA FAIR 2014 in 東京は、「つながることで、強くなる」をテーマに、多様化する働き方や、働く人に対応した内田洋行が考える新しいオフィスを、働くシーンごとに展示している。
同社では、「多様化する働くシーンに対応するオフィスファニチュア、ICTツールのほか、人と情報の繋がりを支援し、会議の効率性を高め生産性を向上させるICTツールの販売開始」とし、ファニチュアでは、ワークエリアからコミュニケーションスペースまでの様々な空間に対応したワークステーション、多様なワークスタイルに対応した新しいシーティングスタイル、ワークエリアを統一デザインで構築する多目的ミーティングチェアなどを紹介。
ICTでは、ベルギーのバルコが開発したワイヤレス画像投影システム「Click Share」や、電子ボードで世界No.1シェアを誇る、カナダSMART Technologiesの「SMART board」などの取り扱いを開始。そのほか、事務用チェア、スタッキングテーブル、新しいダイヤル錠を装備した収納庫など、ユーザー中心の視点でデザインした新製品を開発したという。
また、来年1月発売のオフィスチェアのGestureは、昨今の新たなワークスタイルに対応。11ヵ国2000人の椅子の使い方を研究し、9つのパターンを導き出し、それに基づいた設計としている。椅子に座ってスマホやタブレットなどを利用するのに最適な椅子のスタイルや、グローバル化によってひとつのオフィスで多様な人々が働くことを想定して開発しているのが特徴だ。
内田洋行のオフィス事業本部長・朝倉仁志取締役執行役員は、「これまでのようなコンセプチュアルな切り口だけでは満足してもらえない。商品そのもの、サービスそのものへと、具体的につなげていかなくてはならない。家具だけでも、ITだけでも駄目であり、それらを融合することで満足してもらえる。主役は使う人に移ってきている。だが、ソリューション疲れにならないように、わかりやすく商品へとつなげていくことが必要である」などとした。
展示された製品群をみてみよう。