アルミをふんだんに使用したケースとして日本でも展開中のLian-Li。アキバで話題の機関車ケースはもちろん“真面目”な新製品もいくつかあったので紹介しておこう。
小型冷蔵庫並みの大型ケース
サーバー向けのPCケースかなにかと思いきや「いや、秋葉原でも販売します」(正規代理店)という超大型のPCケース「PC-D8000」。その“凄さ”を分かってもらうにはスペックを列挙するのが一番かと思うので以下に記載する。
搭載可能なマザーはHTPXまで。ベイ数は5インチ×5、3.5インチ×20(うち6基はホットスワップ仕様)でPCIスロットは11。冷却ファンは140mm×1/120mm×3(オプションで120×6基をトップに増設可能)。電源ユニットはATXタイプを2台まで搭載できる。なおサイズは250(W)×360(H)×427(D)mm。筆者は今、台北市内のホテルの一室で原稿を書いているのだが、横に置いてある小型の冷蔵庫とサイズがそっくりだ。価格や発売時期は未定。
密閉型PCケース「PC-B12」
吸気がフロント底面部分のみ、排気はリアの120mm×1基のみという静音性に特化したというPCケース「PC-B12」。冷却ファンはリアの120mm×1基のほか、フロント部分に140mm×2基を備える。また、トップや両サイドパネルには吸音シートを貼り付けてある。そのほか電源のファン排気部分にダクトを取り付けるなど、とことん静音にこだわった作りが特徴だ。
自走する汽車ポッポ型ケースも
日本ではひと足先に話題となっている汽車ポッポ型ケース「PC-CK101」。ブース正面を疾走していたのはもちろん、しっかりPCとしても動作していた。なお、断っておくが走りながらの動作はしない。また現地情報を加えると、なぜか蒸気がヒノキの香りがするので、湿度と相まって高級旅館のお風呂に浸かっているような気分になった。台座も兼ねるレールはオプション扱い。型番の「CK101」は実際に台湾を現役で走っている機関車からとったネーミングというところか。最後に「アキバで予約入ったみたいなので、本当に扱わなくてはならなくなった」とは代理店の弁。
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