オリンパスから、マイクロフォーサーズ規格準拠のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN Lite」に新機種「E-PL2」が発表された。ボディ単体の予想実売価格は7万円前後で、1月中に発売(受注生産)を開始する。
撮像素子は4/3型、1230万画素の「ハイスピード Live MOS センサー」を搭載し、画像処理エンジンには「TruePic V」を採用するなど、基本機能は従来機「E-PL1」を踏襲。
ただし、最速シャッタースピードが1/2000秒から1/4000秒と高速化されているほか、背面液晶モニターが2.7型(約23万画素)から3型(約46万画素)と大型・高精細化された。
色味や明るさ、ボケ味などを液晶画面で確認しながら調整できる「ライブガイド」機能が、E-PL2では動画にも対応。背面のダイヤル操作で直観的な画質調整が可能となった。
写真に「ポップアート」や「トイフォト」といった特殊効果を付加できる「アートフィルター」には、効果のバリエーションが追加された。例えば「ポップアート」では、従来のポップアート効果が「ポップアートI」となり、より色が濃い「ポップアートII」が新たに追加されている。
また、E-5で搭載された「ドラマチックトーン」がE-PL2にも追加された。局所的に大幅な明暗差をつけることで、非現実的な風景写真に仕上げることができる。
さらに、このアートフィルターに、周辺の明るさを落とす「ピンホール」、フレームを付加する「アートフレーム」、全体的にピントをぼかす「ソフトフォーカス」といった効果を付加できる「アートエフェクト」機能も新たに搭載された。
このほか、従来の顔検出機能に加えて、瞳を検出する機能も新たに搭載。これを利用することで、自動的に瞳にピントを合わせられる。
レンズキットは1月28日に発売予定。「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II」が付属する「レンズキット」(予想実売価格 8万円前後)と、上記に加えて「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6」が付属する「ダブルズームキット」(同10万円前後)、単焦点の「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」が付属する「パンケーキキット」(同9万円前後)の3種類が用意される。
アクセサリーとしては、レンズに装着することでマクロ/ワイド/フィッシュアイの効果を得られるコンバーターレンズを用意。この3種類のコンバーターレンズをセットにした「3CON-P01」が2月下旬に発売される。希望小売価格は3万7800円で、単品で3つのレンズを揃えるよりもお得になっている。
また、アクセサリーシューに装着することで撮影した画像をBluetoothでスマートフォンに送信できる「OLYMPUS PENPAL」(1月28日発売)や、先端にLEDライトを装着したアームを2つ搭載することで、小物をより美しく撮影できる「マクロアームライト MAL-1」(1月28日発売)も新たに用意する。