4月14日、NECとNECアクセステクニカは、IPネットワークに対応したA3ビジネスFAX機「NEFAX IPシリーズ」を発表した。ラインアップは計4機種で、全機種とも同日より販売を開始する。
「NEFAX IP5100」と「NEFAX IP3100」では、受信原稿の排出口を本体上面に設置することでFAXを受信したことが一目でわかり、重要書類の放置を防げる。
一方、「NEFAX IP6100CS」と「NEFAX IP4100」では、ブックスキャナ機能を搭載した。原稿をスキャンして電子化するのはもちろん、不定形サイズの原稿や冊子でもFAX送信やスキャンもできる。NEFAX IP6100CSではカラー原稿にも対応する。また、IP通信機能を搭載しているため、インターネットFAXやスキャンして電子化したファイルをメールでPCなどに送信する「Scan to e-mail」により、従来のように公衆網を利用するよりも通信コストを大幅に削減できる。
さらに、受信FAXを印刷せずにPCに転送する機能や、PC上の原稿データを印刷せずに直接FAX送信する機能にも5月下旬から対応を予定している。ただし、NEFAX IP3100とNEFAX IP4100については、IP通信機能はオプションでの対応となる。
全機種とも使いやすさを考慮した設計となっており、操作パネルを操作しやすい角たびに傾けることができ、表示や操作ボタンが見やすいよう大型のLCDタッチパネルを採用した。トレイ部分には白い紙に気付きやすいようにブラック系色を使っている。
価格は、「NEFAX IP5100」が69万8000円。「NEFAX IP3100」が54万8000円。「NEFAX IP6100CS」が84万8000円。「NEFAX IP4100」が59万8000円となり、出荷開始日は4月16日だ。