意外に知られていない、ボリュームライセンス
不況の折、効果的な投資や経費の削減が叫ばれるのは当然の帰結。しかし、経費削減といっても、実際に何にお金が使われ、どこにムダが生じているのかを把握しないことには始まらない。
ITについてもそれは同様だ。特に忘れがちなのは、ソフトウェアの資産管理である。例えば、パソコンを購入した際にプレインストールされているオフィスソフト。ハードウェアの購入代金には、当然そのためのコストも含まれている。
企業でこうしたソフトウェアを導入する際には、インストールするマシンに応じたライセンスだけを購入する「ボリュームライセンス」を利用するのが一般的だが、SOHOや中堅中小企業では、PCなどへのプレインストールでソフトウェアを導入するケースも多く、ボリュームライセンスという概念があまり広がっていない面もあるようだ。
マイクロソフトが中堅中小企業向けに3月末に実施した調査によると、約4割の企業がボリュームライセンスを知らないと回答。
逆に知っていたと答えたのは、100名未満の企業で35%。100名以上の企業の80%に対して大きく開いた数字が出た。ここで言う中堅中小企業は数名から数百名程度の企業を指す。
今回はボリュームライセンスとソフトウェアコストに対する企業意識にフォーカスを当て、マイクロソフト ゼネラルビジネスマーケティング統括本部の福富隆浩氏を取材した。
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