SonicStageは、ついにMP3エンコードにも対応
従来機種からの強化ポイントのひとつに、パソコン用音楽管理ソフト「SonicStage」のバージョンが3.1に上がり、MP3のエンコードに対応したことが挙げられる。
SonicStageは、バージョン3.1となり、あらたにMP3のエンコードに対応した。 |
“MP3エンコードの追加”以外の機能は従来のバージョン3.0と同等だ。パソコンからNW-HD5Hに音楽を転送している際にほかの作業が行なえない点などまだ使いにくく感じる部分があるが、UIはバージョン2.x以前に比べてシンプルでかなり使いやすくなっている。
過去のネットワークウォークマンではチェックイン/チェックアウトの考え方が分かりにくかったが、コピー回数や著作権保護の制限はだいぶ緩やかになっている。NW-HD5H上の曲を別のパソコンにコピーすることはできないが、複数のパソコンからNW-HD5Hに曲を転送したり、逆に1台のパソコンから複数のプレーヤーに曲を転送することもできる。EMD(音楽配信サービス)で購入した音楽ファイルには著作権者が設定した回数のコピー制限が付く。
音質を変更できる“サウンド設定”の画面。“VPSアコースティックエンジン”と“6バンドイコライザ”はATRAC3とATRAC3plus形式で利用できる。 | “デジタルサウンドプリセット”はMP3形式にも対応する。これは低域と高域を7段階に分けて増減できるもの |
なお、NW-HD5Hのすべての機能を利用するためには、保存形式にATRAC3またはATRAC3plusを使用する必要がある。NW-HD5Hには、3種類のサウンドエフェクト機能を持っているが、VPSアコースティックエンジン(※1)と6バンドイコライザ(※2)はATRAC3とATRAC3plusのみの対応で、MP3ファイルの再生には対応していない。MP3再生時に利用できるのは低音/高音の簡易イコライザー機能のみだ。
※1 2つのスピーカーでバーチャルなサラウンドを実現するサウンドエフェクト。※2 6つの周波数帯ごとの音量を変更するサウンドエフェクト。プリセットで提供される。