米SGIは、米Oregon州Portlandで開催されたSupercomputing '99 Conferenceで、Intel Itaniumプロセッサベースのクラスタリングのデモを公開した。SGIによると、このデモに使われたソフトはすべて、オープンソースのもので構成されている、という。
デモの内容は、Project Trillianによりポーティングされた64bitのLinuxカーネルを、Itaniumプロセッサマシン上で動作させ、汎用シミュレーションツールキットの1つであり、ブラックホールの衝突計算に使われるCactusをクラスタリングにより実行、結果をIA-32ノード上で動作する数値解析表示ソフトAmiraにより表示する、というもの。
SGIは、「IA-64プラットフォーム上のオープンソースソリューションが、より高速かつ経済的で、広く利用されるテクニカルコンピューティングソリューションの到来を促進する」、とした。