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Thermaltake「Xpressar with Black Xaser VI」

「ガス冷」仕様のPCケースの販売が開始! 実演デモも予定!

2009年02月10日 23時00分更新

文● 増田

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 マイクロコンプレッサー使用の冷却システム搭載PCケース「Xpressar with Black Xaser VI」がThermaltakeから登場、明日から発売される予定だ。

マイクロコンプレッサー使用の冷却システム搭載PCケース「Xpressar with Black Xaser VI」がThermaltakeから登場。従来の液冷システムよりもさらに20℃温度を下げることが可能で、冷媒の補充などは不要のメンテナンスフリーとなる

 この製品は冷却システムに蒸気圧縮によるマイクロコンプレッサーを採用するいわゆる「ガス冷」仕様のPCケース。この蒸気圧縮冷却システムは、冷媒の体積を小さくすることにより圧力を上昇させる「マイクロコンプレッサー」、熱交換器として冷媒を気体から液体の状態に凝縮させる120mm角BlueLEDファン(1600rpm)搭載の「コンデンサー」、液体の冷媒が蒸発器を流れる速度を調整する「膨張弁」、CPUからの熱を吸収し、冷媒を蒸発させて液体から気体の状態にする「蒸発器」から構成されている。循環する液体の冷却剤を冷媒として使用し、冷却が必要な空間から熱を吸収して除去し、他の場所で排熱が可能となるという。
 この蒸気圧縮による冷却システムは、大規模な公共施設や個人住宅、ホテル、病院、劇場、レストラン、自動車などの空調でもっとも広く使用されている手法とされている。これらの機能により、従来の液冷システムよりもさらに20℃温度を下げることが可能で、冷媒の補充などは不要のメンテナンスフリーとなる。

対応CPUはLGA 1366およびLGA 775のみで、AMD系CPUは対象外。消費電力は約50W(最大)で、システムハードウェア構成+100Wを基準とした電源の搭載を推奨している

 対応CPUはLGA 1366およびLGA 775のみで、AMD系CPUは対象外。冷却システムのホース形状により対応マザーボードも限られており、同社では対応リストも公開中。消費電力は約50W(最大)で、システムハードウェア構成+100Wを基準とした電源の搭載を推奨している。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPとオリオスペックで9万9800円となっている。
 なお、T-ZONE.PC DIY SHOPでは、明日11日にThermaltakeスタッフによる製品説明を含めた実演販売(13時/15時/17時)が行われる。購入しないまでも「ガス冷」仕様のPCケースを体験するいい機会となるだろう。

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