リビングPCを選ぶ4つのポイント
現在、代表的なリビングPCとしては富士通の「FMV-TEO」シリーズ、ソニーの「TP1」シリーズ、NECの「Lui」の3機種がある。これら3機種から自分に合ったモデルを選ぶ際、まず注意すべきは何と言ってもテレビ機能だ。
チューナーが対応する放送波の種類とチューナーの数、そして録画できる番組の量を左右するHDDの容量をよく確認しておきたい。
富士通「FMV-TEO」は地上デジタル・BSデジタル・110度CSの3波デジタル放送チューナー2基を標準搭載している。放送波を問わずにデジタル放送の2番組同時録画ができる。
NEC「Lui」は録画専用のHDDを搭載しており、パソコンに使用するHDDとは別に使用できるのがポイントになっている。
ソニー「TP1」が搭載するテレビ視聴ソフト「Giga Pocket Digital」は、番組で紹介された店舗やCM情報などをインターネットで検索する機能がある。そのほかフィルムロールや音声の盛り上がりによるダイジェスト再生機能など、他社にはない多彩な機能が魅力になっている。
つづいては操作面。上記の3機種はいずれもワイヤレスキーボードとリモコンが付属している。ただし「FMV-TEO」と「TP1」はキーボードにタッチパッドを搭載しているが「Lui」にはこれがないという違いがある。
スペック面では光学ドライブに注意が必要だ。各製品シリーズとも上位モデルはBlu-ray Discドライブを搭載しているが、下位モデルはDVDスーパーマルチドライブだ。
もちろんデザインも無視できない。「FMV-TEO」はオーソドックスでAVラックに馴染みやすいデザイン。「TP1」は丸い独特のデザインでかなり個性的なもの。「Lui」はAVアンプ風デザインでかなり大きく重たいため、設置場所には注意が必要だ。