“COMPUTEX TAIPEI 2007”をまとめてチェック! 第3回
【COMPUTEX TAIPEI 2007 Vol.3】
サウンドカード市場に参入など今年はASUSTeKがおもしろい!
2007年06月06日 23時50分更新
4つのホールで構成される“COMPUTEX TAIPEI 2007”であるが、MSI、ASUSTeK、Gigabyteなど、アキバに関係のある大手メーカーは第2ホールに集中している。なかでも、奇抜なアイテムを展示し、大混雑だったのがASUSTeKのブースだ。
予想通りブースには新チップセット“Intel 3”シリーズを搭載したマザーボードがズラリと並んでいた。事前に開催された“COMPUTEXプレビュー in Japan”で、すでにこれらの製品は紹介済みなので、そこでも見かけなかった注目の製品をここでは見ていこう。
DDR3をオンボードで搭載するマザー! それってメモリの交換は?
まずは、ヒートパイプとヒートシンクでメモリを冷却可能な「P5K3 Premium」。同マザーは2GBのDDR3-1333メモリをオンボードで搭載している。あらかじめメモリを搭載することで効果的な冷却が可能で、転送速度もDDR3-1600までサポートしているという。オーバークロッカーなどから熱い視線を集めそうだが、残念ながらメモリの増設や交換は一切できないとのこと。とはいえ、メモリの相性問題から開放されるという点は大きい。発売日と価格は未定。
AMD未発表のチップセット“AMD 790X”搭載マザー
AMD未発表のチップセット“AMD 790X”を搭載したマザーボード「M3A32-MVP Deluxe」。こちらもメモリ用の冷却機構が装備されている。メモリを銅板で挟み込むようになっており、ヒートスプレッダの有無にかかわらずメモリを冷却できるとしている。メモリスロットは4つ搭載されているが、この冷却機構が装備されているのは2スロットのみとなる。日本では8月頃の発売を予定。
外付けビデオカードボックス「XG Station」の動作デモ
3月に秋葉原でも展示されていたノートPC用の外付けビデオカードボックス「XG Station」の動作デモが行なわれていた。デモ機には“GeForce 7900 GS”搭載カードが搭載されているとのことで、実際に“3D Mark06”が動作しているのを確認できた。本体のパネルにFPSなどがリアルタイムで表示されており、完成品に近い印象を受けた。ただし、Windows XPでは動作するレベルに到達したが、Vistaでの動作がまだ不完全だという。発売までにはもうしばらく時間がかかりそうだ。また、デスクトップPC向けに5インチベイに内蔵するタイプも現在開発中とのこと。発売されればこちらも話題を呼びそうだ。
サウンドカード市場に本格参入!
ASUSTeKが本格的にサウンドカード市場へ参入することになり、その第1弾として“Xonar(ソナー)”シリーズを公開した。カード全体がシールドで覆われており、S/N比は118dBを実現しているという。設計はすべて自社で行なっているが、サウンドチップだけはC-Mediaに委託したオリジナルのもの使用している。大きな特徴は、リアルタイムエンコードをサウンドカード側が処理するため、CPUの負荷を軽減できることと、Windows Vistaに対応していること。ラインナップは、PCI Express x1接続の「Xonar D2X」と、PCI接続の「Xonar D2」の2製品。インタフェース以外は両者にスペックの違いはない。日本での発売は7月頃を予定しており、それほどびっくりしない価格になるはずとのこと。
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