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Stable Diffusion web UIで試してみた

最新の画像生成AI「SDXL 1.0」実写系イラストのクオリティがすごい!!

2023年08月02日 07時00分更新

文● 田口和裕

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Refinerで画質アップ! モデル変更に40秒以上かかるのが地味にストレス

 生成した画像をさらに「Refiner」モデルを使って高精細化してみよう。

 「Send to img2img」ボタンをクリックして画像を「img2img」に送る。

 モデルを「stable-diffusion-xl-refiner-1.0」に変更、VAEはそのままでいい。

 なお、どちらのモデルも6GB以上と重量級なので、筆者の環境ではモデル変更(ローディング)に40秒以上かかってしまい、地味にストレスがたまった。というわけで、こちらが「Refiner」通過後の画像だ。

「Refiner」モデル

 全体的に高精細になっているうえ、若干エッジーな部分が弱まって、印象が柔らかくなったように感じられる。アップスケーリング処理は施していないため、生成時間はわずか6秒だった。

背景を加えて情報量アップ! 瞳の書き込みに驚き

「Base」モデル

 さすがに人物だけでは寂しいので背景系のプロンプトを加え、Step数を40にするなど微調整を加えた。一気に情報が増えている。

「Refiner」モデル

 こちらは「Refiner」で処理したもの。こちらもほどよく印象が和らいでいる。

 拡大すると細部までの書き込みに驚かされる。

アニメ絵もだいじょうぶ Refinerは必須かも

「Base」モデル

 今度はアニメ絵にチャレンジ。プロンプトに「anime」を追加しただけだが、アニメと言うよりは手描きイラストに近いタッチだ。背景のぼかし処理などはきれいにできている。

 ただ、今回右下に確認できるようなサインや意味不明なロゴのようなものが出てしまうことが何度かあった。ネガティブプロンプトに入れたほうがいいかもしれない。

「Refiner」モデル

 「Refiner」を通すと格段にアニメっぽくなった。このあたりはimg2imgの「Denoising strength」の値も関わってきそうだ。

 いずれにせよ、アニメ絵の場合は「Refiner」が必須のようだ。

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