今後の成長にも意欲
「事業を継続するためには、すべてのステークホルダーから、東芝ライフスタイルという会社が必要であると認めてもらわなくてはならない。それによって、自分たちで利益を稼ぎ、将来の成長に向けて、自ら投資をしていかなくてはならない。そのためには、お客様を中心に置くという基本姿勢は崩さない」とする。
お客様中心のモノづくりが、東芝の白物家電のDNAであることは、これからも変わらない。
「東芝時代から変わらないモノづくりのDNAの向こうに、未来を見ていきたい。スピードをあげて、意識を変えて、環境変化のスピードに置いていかれず、さらに、先回りできるように、変化を続け、事業を発展させたい」としながら、「東芝の白物家電の成長は、まだ緒についたところである」と、今後の成長戦略に意欲をみせる。
わずかとはいえ、黒字化したことで、成長のための土台と自信ができたのは明らかだ。2019年度以降の成長戦略の実行力が試される段階に入ってきた。
訂正とお詫び:初出時、一部表記に誤りがございましたので、訂正いたしました。(2019年03月04日)
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