スマホとアプリで連携して
各種設定をスマホから行えるのが便利
耐衝撃構造、タフソーラー(ソーラー充電)、マルチバンド6(標準電波受信)、スマートフォンリンクの4つが特長だ。耐衝撃構造はG-SHOCKの従来からの中空構造を見直し、ステンレスのベゼルと本体ケース部の間にファインレジン緩衝体でサンドイッチして耐衝撃構造を増した。そして、お馴染みのカシオ独自のお日さま頼みの省電力タフソーラー充電機能、正確な時刻表示を実現する世界6局の標準電波に対応する“マルチバンド6”を搭載。最後に、スマホ上のアプリである「G-SHOCK Connected」とGMW-5000Dの“Connectedエンジン”がBluetoothで通信し、自動時刻修正、ワールドタイムなどを実現する「スマートフォンリンク」を実現したモデルだ。
電波時計の精度も年々良くなってきてはいるが、しょせん他力本願。筆者個人的には、初期のカシオの世界電波対応モデルを海外出張に持って行って、サンフランシスコの屋外で時刻合わせを試してみようとしたが、結局のところ電波を拾うことはなく、腕時計の時刻は最後まで合わず、その代わりと言っては何だが、たっぷり日焼けした。
とどのつまり、屋内の電波時計は運任せなことも多いことから、2年ほど前にネット上のタイムサーバーから標準時をゲットして屋内10m範囲に電波時計と同じ電波を吹いてくれる「NTP対応時計」を衝動買いして、今も元気に稼働している。おかげで我が家の電波時計約20個は、つねに正確な日本標準時をトレースできている。
NTP対応時計を導入以降、以前は電波時計を買うときにはいつも気がかりだった「家の中で本当に電波を拾うだろうか?」という不安は皆無となった。今回のGMW-5000Dは電波時計でもあるが、本体の“Connectedエンジン”とスマホ上にダウンロード、起動した「G-SHOCK Connected」アプリのBluetooth連携で、ネット上のタイムサーバーの正確な時刻をスマホ経由でGMW-5000Dに取り込むことができる安心機構だ。
そして、時刻合わせ以外にも、スマホ上のG-SHOCK ConnectedアプリからGMW-5000Dの各種設定を、腕時計本体に4個あるボタンをアクロバティックに操作することなく設定できるのは素晴らしくエレガントだ。
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