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さらにプレミアムラインのENVYにも17型の新モデル

待望の13型Stream登場。ノートPC続々投入のHPは何を画策する?

2015年01月16日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII.jp編集部

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「ENVY」シリーズにも新機種が登場!

同社のノートPCの中ではプレミアムラインに位置づけられるENVYシリーズの新モデル「HP ENVY 17-k200」

キーボードも広くとってあり、文字入力はかなり快適な印象

 同社製ノートPCの中でも“プレミアム”ラインに位置づけられるENVYシリーズの新モデル「HP ENVY 17-k200」もStream 13と同時に発表された。

 HP ENVY 17-k200は 17.3型のノートPC。1600×900解像度の「スタンダードモデル」と、1920×800ドットの「ハイパフォーマンスモデル」の2モデル展開。CPUはコードネームBroadwell-UのCore i7-5500U(2.4GHz)で共通だが、スタンダードモデルは、8または16GB DDR3Lメモリー(購入時に選択)、GeForce 840M(2GB)、1TB ハイブリッド・ハードドライブ、DVDスーパーマルチドライブ、ハイパフォーマンスモデルは16GB DDR3Lメモリー、GeForce 850M(2GB)、1TB ハイブリッド・ハードドライブ+256GB SSD、ブルーレイディスクドライブと、それぞれハードウェア構成も異なる。

Beatsブランドのスピーカーを搭載。外部スピーカーなしでも、ある程度迫力のある音質で映像や音楽が楽しめるのも嬉しいポイント

 インターフェースなどの仕様は両モデル共通で、USB 3.0端子を3系統、音声入出力端子、SDスロットなどをそなえ、無線LAN通信はIEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応する。

 価格はスタンダードモデルが9万9800円から、ハイパフォーマンスモデルが12万9800円からになる見込みで、1月中旬過ぎより同社の直販サイト「HP Directplus」にて販売が開始される予定だ。

ブランド分けの狙いは?

14型ノートPCのHP 14-r200(国内製品版は日本語版キーボードを搭載)

 このほか、ホームユース向けでリーズナブルな価格が魅力の14型ノートPC「HP 14-r200」(1366×768ドット)も新たに登場。

 さらに15型ノート「HP 15-r200」、15型のスタンダードノートPC「HP Pavilion 15-p200」、15型のプレミアムノートPC「HP ENVY 15-k200」はハードウェア構成を強化して型番を刷新。春モデルとして販売が継続される予定だ。

15型ノートの「HP 15-r200」

 2015年春モデルを今一度整理してみると、シンプルさが特徴の「HP」、クラウド時代に合わせた新コンセプトの「Stream」、スタンダードな「Pavilion」、機能や質感にこだわったフラグシップ「ENVY」の4ブランドと、仕様や想定ユーザーごとに細かく区切られたラインアップが印象に残る。(12月16日に発表されたゲーミングPCブランドの「HP OMEN」を含めれば、5ブランド。)

 12月17日に「Stream 11」「OMEN 15」、1月16日に「Stream13」と、注目度の高いノートPC新製品を続々発表しているヒューレット・パッカード。「HP」と「Stream」、「HP」と「Pavilion」など、一部消費者のニーズが重なりそうな部分も出ているが、現時点ではブランドの統合や廃止などは予定していないという。同社では、「(ラインアップを)絞れば様々な面で楽だが、年々多様化するニーズに応えられるラインアップこそがヒューレット・パッカードの強み(担当者コメント)」との考えを示している。

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