「ENVY」シリーズにも新機種が登場!
同社製ノートPCの中でも“プレミアム”ラインに位置づけられるENVYシリーズの新モデル「HP ENVY 17-k200」もStream 13と同時に発表された。
HP ENVY 17-k200は 17.3型のノートPC。1600×900解像度の「スタンダードモデル」と、1920×800ドットの「ハイパフォーマンスモデル」の2モデル展開。CPUはコードネームBroadwell-UのCore i7-5500U(2.4GHz)で共通だが、スタンダードモデルは、8または16GB DDR3Lメモリー(購入時に選択)、GeForce 840M(2GB)、1TB ハイブリッド・ハードドライブ、DVDスーパーマルチドライブ、ハイパフォーマンスモデルは16GB DDR3Lメモリー、GeForce 850M(2GB)、1TB ハイブリッド・ハードドライブ+256GB SSD、ブルーレイディスクドライブと、それぞれハードウェア構成も異なる。
インターフェースなどの仕様は両モデル共通で、USB 3.0端子を3系統、音声入出力端子、SDスロットなどをそなえ、無線LAN通信はIEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応する。
価格はスタンダードモデルが9万9800円から、ハイパフォーマンスモデルが12万9800円からになる見込みで、1月中旬過ぎより同社の直販サイト「HP Directplus」にて販売が開始される予定だ。
ブランド分けの狙いは?
このほか、ホームユース向けでリーズナブルな価格が魅力の14型ノートPC「HP 14-r200」(1366×768ドット)も新たに登場。
さらに15型ノート「HP 15-r200」、15型のスタンダードノートPC「HP Pavilion 15-p200」、15型のプレミアムノートPC「HP ENVY 15-k200」はハードウェア構成を強化して型番を刷新。春モデルとして販売が継続される予定だ。
2015年春モデルを今一度整理してみると、シンプルさが特徴の「HP」、クラウド時代に合わせた新コンセプトの「Stream」、スタンダードな「Pavilion」、機能や質感にこだわったフラグシップ「ENVY」の4ブランドと、仕様や想定ユーザーごとに細かく区切られたラインアップが印象に残る。(12月16日に発表されたゲーミングPCブランドの「HP OMEN」を含めれば、5ブランド。)
12月17日に「Stream 11」と「OMEN 15」、1月16日に「Stream13」と、注目度の高いノートPC新製品を続々発表しているヒューレット・パッカード。「HP」と「Stream」、「HP」と「Pavilion」など、一部消費者のニーズが重なりそうな部分も出ているが、現時点ではブランドの統合や廃止などは予定していないという。同社では、「(ラインアップを)絞れば様々な面で楽だが、年々多様化するニーズに応えられるラインアップこそがヒューレット・パッカードの強み(担当者コメント)」との考えを示している。