いよいよ夏本番! 旅行やイベントでカメラが大活躍する季節だ。夏のイベントといえば、海や山など過酷な屋外が多く、カメラにもヘビーデューティ仕様がほしくなってくる。
そこで今回はこの夏に使いたい防水&防滴系デジカメのお買い得機種をピックアップしてみた。
5万円台で買える防滴一眼
「PENTAX K-50」
リコーの「PENTAX K-50」は、エントリーモデルながら防滴・防塵性能を持っているデジタル一眼レフ。最安ベースでは、18-55mmの付属する標準ズームキットが5万1000円前後、18-55mmと50-200mmの付属するダブルズームキットでも5万6000円前後で買え、ダブルズームキットがかなりお買い得な感じになっている。
どちらのキットも、付属するレンズは廉価版のためAF時にギアの動作音がするが、動作スピードや精度には問題はなく、実用性重視と考えればコストパフォーマンスは高い。
センサーは約1600万画素でセンサーシフト方式の手ブレ補正機能を備えているため、どんなレンズを装着しても手ブレ補正が有効になるのは便利。
光学ファインダーはガラス製のペンタプリズムを採用し、視野率は100%と広く像倍率も0.92倍と大きい。AF測距点はクロスセンサー9点を含め全部で11点。撮影モードにもシーン認識機能があり、完全にカメラ任せのフルオートからマニュアルまで機能面は豊富に揃っている。
ほかにも、フルHD動画の撮影機能やインターバルタイマーやHDR機能、多重露出機能をはじめ、2軸式の水準器を備えるなど、とてもエントリーモデルとは思えないくらいに機能は充実。同クラスの他社製デジカメと比べてできる事がケタ違いに多く、上位モデルの必要性を感じない。これで完結してしまうエントリーモデルだ。
ボディカラーもホワイト、ブラック、ピンクがレギュラーモデルで用意されているが、オンラインでは本体が20色、グリップが10色から好きな色の組み合わせを自由に選んでオーダーして自分好みのK-50を作ることも可能だ。
コストパフォーマンスの高いダブルズームキットなら約28mm相当から300mm相当までをカバーできる。機能面では、別売りのアクセサリーにGPSユニットが用意されていたり無線LANはないものの、Eye-Fiに正式に対応しているのであまり困ることはないだろう。
エフェクト系の機能も、撮影時に7種、撮影後の画像にも19種かけられる。もちろん、ライブビュー撮影も可能だ。
デジイチといえばキヤノンやニコン、ソニーが最近は目立っているが、日本で最初に一眼レフを生み出した「ペンタックス」の真髄はリコーになってもまだしっかりと息づいている。手持ちのレンズ資産に捕らわれないなら選んでまったく損のないデジカメだ。
感度別撮影サンプル
最高感度設定はISO 51200まで。さすがにISO 51200はノイズも多くディテールの再現性も低い。ノイズはISO 800あたりから出はじめるが気になるのはISO 3200以降。ISO 6400くらいまでなら十分な画質をキープできている。
(次ページへ続く、「お気軽使用も可能なオリンパス「OM-D E-M5」」)
この連載の記事
-
第3回
AV
3万円台の4Kカメラと4万円のハイレゾレコーダーで夏休みを満喫! -
第1回
PC
5万円台の2in1ノート対決、ASUS vs hpどっちが買い!? -
PC
PCにデジカメに4Kカメラ! この夏買いたいお買い得デジタル製品 - この連載の一覧へ