毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
HDDに取って代わった
SSDの人気をチェック
容量面ではHDDに劣るが、その高速性で人気のSSD。すっかりシステムドライブはHDDからSSDに移行している。昨年末からの円高の影響で値上がりしたものの、爆速な転送速度のメリットは大きく、「売れ行き好調」というショップの声が多い。
ただ、4月に発売されたCrucialの「Crucial M500 SSD」とCFD販売の「S6TNHG5Q」シリーズ以降、新製品はほとんど登場しておらず、気になる転送速度も、すでにSATA3接続の限界に近く、各製品で劇的な性能差はなくなってきている。
今週は、そんなSSDのランキングを大型PCパーツショップのドスパラ パーツ館に聞いてみた。ランキングは、6月7日~7月7日の1ヵ月で集計してもらっている。
新たな鉄板SSDが誕生か!?
集計期間 6月7日~7月7日 ドスパラ パーツ館 | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | CFD販売「CSSD-S6T128NHG5Q」 (2.5インチ、128GB、SATA3) |
1万2480円 |
2位 | A-DATA「ASX900S3-128GM-C」 (2.5インチ、128GB、SATA3) |
9980円 |
3位 | Intel「SSDSC2CT120A3K5」 (2.5インチ、120GB、SATA3) |
1万1800円 |
4位 | CFD販売「CSSD-S6T256NHG5Q」 (2.5インチ、256GB、SATA3) |
2万780円 |
5位 | Intel「SSDSC2CT240A4K5」 (2.5インチ、240GB、SATA3) |
2万970円 |
6位 | A-DATA「ASP900S3-64GM-C」 (2.5インチ、64GB、SATA3) |
5980円 |
7位 | PLEXTOR「PX-128M5P」 (2.5インチ、128GB、SATA3) |
1万2980円 |
8位 | A-DATA「ASX900S3-256GM-C」 (2.5インチ、256GB、SATA3) |
1万9450円 |
9位 | Intel「SSDSC2CT060A3K5」 (2.5インチ、60GB、SATA3) |
7280円 |
10位 | PLEXTOR「PX-256M5P」 (2.5インチ、256GB、SATA3) |
2万4180円 |
※価格は7月9日調べ。この価格を保証するものではありません。
自作PCパーツショップが集まる通称パーツストリートに店を構えるドスパラパーツ館に集計してもらった1ヵ月間のSSDランキングだ。トップは4月発売当初は品薄だったCFD販売の「CSSD-S6T128NHG5Q」だ。
「手ごろな価格で、信頼性抜群の東芝製SSDを採用し高速とあって人気です。とくにSSD初導入の人も購入しやすい1万円前半の128GBは、他のメーカーより書き込みが高速なので選ぶ人が多いですね。2位はドスパラならではですが、128GBで1万円を切るA-DATAの『ASX900S3-128GM-C』が好調ですね。1世代前のIntel SSD 330シリーズの120GBなど、全体的に手ごろな価格の製品が売れていますよ」とのこと。
価格と性能のバランスを気にする人はCFD販売「S6TNHG5Q」シリーズ、価格重視はA-DATAやIntelの旧型、速度重視派はPLEXTORを選んでいる感じだ。
なお、気になったのはSamsung製SSDの「SSD 840」シリーズがランキング外なこと。先週ドスパラパーツ館には、Samsung製SSDの値引きキャラ「ニコル人形」も登場していたので、ランク外は予想外だ。
この辺を聞いてみると、「確かにニコル人形来店で、『SSD 840 Pro』の256GB(MZ-7PD256B/IT)や512GB(MZ-7PD512B/IT)は、あっとういまに売り切れましたよ~。ほかのモデルも売れてはいますが、キャンペーン中はニコルが来店したショップで買ってしまう感じですね」
ちなみにSamsung製SSDのキャッシュバックキャンペーンは今週末の15日で終了。ニコル人形の来店も今週末が最後の可能性が高いので、Samsung製SSDねらいの人は要注意だ。なお、ニコル人形来店ショップで、SSD 840 Proの256GBや512GBを購入するなら朝一番での来店は必須かもしれない。