毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
HDDは100円前後の小幅な値動きが継続
すっかりSSDにシステムドライブの座は奪われたが、動画や写真などのデータ保管用にはまだまだ必要なHDD。毎週100円~200円前後の小幅な値動きが続いているが、最安クラス定番のWestern Digital「WD Green」シリーズなら、2TBを8000円前後、3TBを1万1000円前後で購入可能だ。Seagateや東芝は若干高くなるものの、概ね同価格帯で、1GBあたりの単価は3.5円~4円前後になっている。
CPUのソケット形状が変わり、マザーボードを新たに購入する必要がある第4世代Coreシリーズの「Haswell」も登場間近。既存環境のバックアップなど、プラットフォーム変更時は、なにかとHDD容量が必要になるので、HDDの残り容量が少なくなっている人は、そろそろ増設しておくのもアリだろう。
今週は、そんなHDDのランキングをBUY MORE秋葉原本店に聞いてみた。なお、ランキングはGW中の特価品も含めて集計し、ランキングを作成している。
人気の理由は7200rpm&XP対応!?
Seagateが3モデルランクイン
集計期間 4月29日~5月6日 BUY MORE秋葉原本店 | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | 東芝「DT01ACA300」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
1万1980円 |
2位 | Seagate「ST2000DM001」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
8480円 |
3位 | Seagate「ST4000DM000」 (3.5インチ、4TB、SATA3) |
1万7980円 |
4位 | Seagate「ST3000DM001」 (3.5インチ、3TB、SATA3) |
1万1980円 |
5位 | Western Digital「WD20EZRX」 (3.5インチ、2TB、SATA3) |
8280円 |
※価格は5月7日調べ。この価格を保証するものではありません。
てっきりランキング定番のWestern Digital「WD Green」シリーズがランクインするかと思いきや、Seagateと東芝が売れ行き絶好調な結果に。その理由をショップに聞いてみると、「東芝の3TBは、GW中特価で出していたのが大きいですね。ただ、Seagateは先月1ヵ月で調べて、最も売れています。とくに容量2TBのST2000DM001は好調ですよ」という。
人気の理由については、「プラッター容量は同じ1TBですが、Seagateと東芝は回転数がWestern Digitalより高速な7200rpmなのがポイントですかね。あと、SeagateはXPでも使えるので、お客さんに聞かれたときは基本Seagateをオススメしているのも要因です」とのこと。
回転数が変動する「WD Green」と、7200rpmのSeagate「Barracuda 7200.14」シリーズは、価格差が少ないので用途がデータ保管用でも、高速性を重視して7200rpmモデルを狙うのが今の旬なようだ。なお、今回ランクインしている一部モデルのベンチマークを計測した記事があるので参考にしよう。
谷口さんに聞いた
旬なパーツはコレ
「CPUやビデオカードのアップグレードも飽きてきたところで、オススメなのがサウンド周りの強化ですよ! 実際、Creativeの『Sound Blaster Z』シリーズは結構売れていますね。アナログとデジタル出力を備えるドーターカードが付属する最上位の『Sound Blaster ZxR(SB-ZXR)』も良いですが、2万円近いので、まずは1万半ばの『Sound Blaster Zx(SB-ZX)』がオススメです」