ASCII.jp編集部にNVIDIAから宅配便が届いていた。「お、この袋の大きさと重さからして、もしかして新型のビデオカードでは?」と胸を躍らせて中身を確認したのは言うまでもない。
で、出てきたのはこちら。
さすがNVIDIAのビデオカードだ。小型化だけでなく、まさか完全ファンレスまで実現するとは! これはかなりのスクープだ。
主なスペックだが、全長約375mm、厚さ6mm、重量664gのスチール製で、持つとかなりズッシリとした重さを感じる。ブラックに塗装された外観からも本気度がうかがえる。両端は湾曲しており、しかも二股に分かれているのは、最善のエアフローを考慮した結果だろうか?
入出力用の端子類がどこにもないどころか、電源コネクターすら見当たらない。重量的にはバッテリーを内蔵していてもおかしくないのだが、肝心の電源ボタンすら存在しない。いったいどうすれば動作するのだろうか……
って、どうみても「バールのようなもの」じゃねーか! なんじゃこりゃ?
柄の部分には“For Use In The Case of Zombies or ….”と刻印されている。「ゾンビに出くわしたら使ってね、もしくは...」って、これゾンビ用の武器だったの? いったい装備したらどれくらい攻撃力があがるのだろうか?
しかしなぜNVIDIAはこのようなモノを送ってきたのだろうか?
何かの間違いかと思ったが、他の編集部にも同じモノが送られてきているという。紙袋に一緒に入っていた送り状にも「後日、同封のアイテムをご活用ください。」と書いてある。
いや、使いたくないよ。なんだよゾンビって? 後日恐ろしいバイオハザードが起こるの?
バールのようなものとゾンビといえば、カプコンのホラーアクションゲーム「デッドライジング」を彷彿とするが、何かゲーム絡みのイベントがあるのだろうか?
と、そこでNVIDIA主催のゲーム大会「GeForce LAN/NVIDIAゲームフェスティバル 2012」が、今週末から中国上海で開催されることを思い出した。さっそくNVIDIAのウェブサイトに飛んでみると、
ありましたよ。謎のカウントダウンが!
同サイトによると、4月28日午後7時30分(太平洋夏時間)、つまり日本時間の4月29日午前11時30分に特別な発表があると告知している。これと、バールのようなものは密接な関係があるのではなかろうか?
これだけ大々的に発表を煽るということは、かなり期待できる新製品だと予想できる。バールのような形のビデオカードが発表されるのか? それともビデオカードにバールの機能を付加したのか? 期待は(違う方向に)膨らむばかりだが、サバイバルゲーム大会を開いちゃうようなNVIDIAのことなので、きっとなにかわれわれを驚かすようなことをやってくれるに違いない。