4月2日、NTTコミュニケーションズは法人向けモバイルデータ通信サービスにおいて、NTTドコモのXiエリアで高速データ通信が利用できるLTE対応プランを開始した。
対象となるのは、インターネットを経由しないセキュアな社内アクセスを実現する閉域モバイルサービス「Arcstar Universal Oneモバイル」、定額制モバイルインターネット接続サービス「OCNモバイル」の2つ。特に、8月31日までにArcstar Universal Oneモバイルの定額制LTE対応プランに加入したユーザーには、月額利用料金を永続的に約30%を割り引く「LTEスタートキャンペーン」を提供する。
LTE対応プランはXiとFOMAの両方式に対応しており、最大伝送速度は下り75Mbps/上り25Mbps(Xiの一部エリア)。FOAMと比較してXiの伝送遅延は最大で約4分の1となるため、仮想デスクトップやVoIPサービス、オンラインストレージなどのより快適な利用が可能になるという。
料金は、Arcstar Universal Oneモバイルの定額制が5775円/月、二段階定額制が1470円から6321円/月。開通手数料(初期費用)がどちらも3150円/IDで、対応端末はUSBタイプの「WM320」が1万8900円など。LTEスタートキャンペーン適用の場合、定額制の月額料金が3990円となる。また、自動販売機や車載機向けのM2M(Machine to Machine)接続向けプランは従量制で月額525円からなどとなる。
OCNモバイルは定額制のみで、通常プランの「スタンダード d LTE」が初期費用3150円、月額費用5775円。固定のIPv4アドレスが1つ付く「スタンダード d LTE IP1」は、初期費用が6300円、月額料金が1万3650円となる。