シャープは、WiMAXにも対応した7型タブレット「GALAPAGOS EB-A71GJ」を発表した。発売は12月9日。現在都内で発表会が開催中のため、別記事で詳細をレポート予定だが、まずはスペックなどの基本要素について、速報をお届けしよう。
このGALAPAGOS EB-A71GJだが、すでにイー・モバイルからリリースされている「GALAPAGOS (A01SH)」と通信機能以外のスペックはほぼ同じ(A01SHは無線LANのみの対応)。本体サイズは約195×122×11.9~12.6mmで、重量は約396g(本機の方がわずかに重い)。
となると、注目点はやはりWiMAX機能の搭載だ。コンシューマー向けのWiMAXタブレットとしては国内初となる本製品だが、アンテナの感度などにはしっかりこだわったとのことで、市街地などであれば広いエリアでWiMAXの高速通信が利用できそうだ。テザリング機能にはもちろん対応(OS標準の機能を用いる)。データ通信量の制限が(現時点では)特に無いWiMAXのネットワークを、モバイルルーター的に他の機器からも活用できる。
なお、製品の扱い的にはWiMAX機能搭載のノートPCなどと同じで、単体で購入して「UQ WiMAX」を始めとする、WiMAXサービスに加入するほか(WiMAX機器追加オプションももちろん利用可能)、UQ WiMAXのオンラインショップや大手量販店の店頭では、各社のWiMAXサービスへの加入を前提として割引価格での販売も想定されているとのことだ。
なお、単体での価格はUQ WiMAXのオンラインストアで5万9800円。1年契約が前提の「UQ Flat(年間パスポート)」に加入すると4万4800円。さらに実質的な割賦販売であるUQ WiMAXの「まとめてプラン」では2年契約を前提としており、本体購入時は4800円、以降契約から2年間は月5550円、3年目以降は通常のUQ Flat(年間パスポート)と同じ、月3880円となる。
そのほかのスペックとしては、CPUにはNVIDIA製のデュアルコア「Tegra 2」を搭載。OSはAndroid 3.2を用いている。ディスプレーは7型液晶(LEDバックライト)で、画面解像度は1024×600ドット。バッテリー駆動時間は約7.5時間(動画再生時は約6時間)とされている。カメラはリアが約500万画素、フロントが約200万画素。microHDMI出力を用意している点も含めて、このあたりもA01SHと基本的には同様だ。