既報の通り、シャープはWiMAX対応の7型タブレット「GALAPAGOS EB-A71GJ」を発表した。ここでは発表会の模様をお伝えする。
GALAPAGOS EB-A71GJを写真でチェック!
来年のGALAPAGOSには
次世代液晶パネルを搭載
発表会では同社執行役員で通信システム事業本部長の大畠昌巳氏が登壇。電子書籍端末として2010年12月から直販していた初代GALAPAGOSだが、今年9月に直販を終了。その代わりにイー・モバイルから7型タブレット「GALAPAGOS A01SH」が発売されている。
この販売方法の変更とモデルチェンジについて、一部報道で「事実上の撤退」と報じられたが、大畠氏は「事実と異なる」報道だったとし、改めて「GALAPAGOSは決して撤退はしない。進化していく」と宣言した。
なお、モデルチェンジについて同氏は、当初電子書籍端末として発売したものの、汎用タブレットとして使いたいというニーズが多かったため、デュアルコアCPUや最新のAndroidを搭載した端末にシフトしたことを明かした。今回のWiMAX対応もその延長線上にある。ちなみに、本機のAndroidのバージョンアップについても「前向きに検討したい」と述べた。
大畠氏は、来年投入する複数の次世代機において、現在開発中の新型液晶パネル「IGZO」を採用することや、同社の子会社(TSUTAYA GALAPAGOSを9月に完全子会社化)が運営する「GALAPAGOS STORE」において年内に新サービスを開始することなどを説明し、「GALAPAGOSの進化」を強調。「早期に国内トップを目指す」と意気込みを語った。
続いて登壇したUQコミュニケーションズ代表取締役社長の野坂章雄氏は、下り40Mbps、上り15.4Mbpsの高速データ通信サービスが、全国政令指定都市のカバー率95%という圧倒的に広いエリアで使える点をアピール。さらに、テザリング機能によりGALAPAGOS自体がモバイルワイヤレスルーターとなる利便性を強調した。
これらを踏まえ、同氏は「真のモバイル・クラウドサービスを実現したい」と意気込みを語った。