システムHDD専用のシステムHDホルダーを装備
ケースのサイズが大きいため、拡張ベイも非常に豊富で、5インチベイ×4、5/3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×7、2.5インチベイ×4という構成だ。3.5インチシャドウベイの内側には、ミッドシップファンが2基搭載されており、フロントファンとあわせて、HDDをしっかりと冷却できる。大規模なRAIDシステムを組むにも最適だ。
3.5インチシャドウベイは、システムHDD専用のシステムHDホルダーと、それ以外のHDD用のHDDホルダーに分けられる。システムHDホルダーは、AS Enclosure 1000で初めて搭載された新機構であり、システムHDDの上下に十分な空間を確保することで、他の熱源となるパーツからの影響を受けないようにする構造だ。
6基のHDDホルダーも、それぞれ独立して引き出せるようになっており、メンテナンス性は優秀だ。2.5インチベイは、背面側に用意されており、合計4台もの2.5インチSSD/HDDを搭載できる。
Extended ATXにも対応した大型ケースなので、内部の空間は広く、長さ約31cmのRadeon HD 5970も余裕で装着できた。最大で長さ35cmの拡張カードまで装着できるとされているので、デュアルGPU搭載のハイエンドビデオカードを使う場合でも安心だ。また、マザーボーベースのCPUソケット部分は四角く切り抜かれており、バックプレート交換型タイプのCPUクーラーも、マザーボードを取り付けたまま装着や交換ができるので便利だ。
マイナーチェンジモデル「AS Enclosure 900」が発売
アビーから、新型PCケース「AS Enclosure 900」が5月26日から発売となる。これは紹介した「AS Enclosure 1000」のマイナーチェンモデルという位置づけだ。「AS Enclosure 1000」のコンセプトや基本設計を継承しながらも、一部のギミックをオプション扱いとすることで、価格を下げることに成功している。実売価格は4万4980円。詳細はコチラの記事を参照してもらいたい。
「AS Enclosure 1000」は高くて手が出ないという人や、限定数に達して手に入らなかった人は要チェックの製品だ。
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