CESと同時期に発表になったグーグルのAndroid OS搭載のスマートフォン「Nexus One」。グーグルは開発者向けには「Android Dev Phone 1」を提供していたが、一般向けとしては初のリリースとなる。
まず注目はメインディスプレイ。3.7型のタッチパネルを搭載。解像度は480×800ドットで有機ELを採用し、32ビットカラーに対応しているため発色もよく高画質だ。
物理キーボードは搭載しておらず、ボタンも本体上部の電源、側面の音量、ディスプレイ下部のトラックボールとHT-03Aなどと比べると随分少ない。“ホーム”や“メニュー”ボタンはディスプレー下にソフトウェアボタンとして装備されている。
なお本体サイズはiPhoneとほぼ同じ。厚さはNexus Oneが11.5ミリ、iPhoneが12.3ミリなので、若干薄い。
最新のプラットフォームでサクサク動作
メインのチップには東芝「T-01A」や、国内でも発表されたばかりのソニー・エリクソン「Xperia」などと同じく、1GHzで動作するクアルコム製の「Snapdragon」を採用している。従来までのAndroid端末にあった、画面切り替え時の突っかかりやもたつき、といったことが格段に減り、タッチパネルでスムーズに操作できるようになっている。
Android OSの特徴であるマルチタスク機能ももちろん利用できる。ホームボタンを長押しすると、起動中のアプリのアイコンが最大6つまで表示され、タップすると瞬時に切り替わる。また、ブラウザー閲覧時にキッチリとキャッシュが働いており、前のページに戻るときは、すぐに画面が切り替わるなど、ストレスなく利用できる。