出発前テストその1――自転車にセットしやすいのは?
nuvi 205には自転車用の純正マウントがあるが、iPhoneやSportioではサードパーティの製品を使うことになる。今回は公平を期するために、3機種すべてでRAMマウント社のRAMマウント(実売価格合計3500円、編集部調べ)を使って装着した。
nuvi 205とiPhoneにはRAMマウント用のアダプターとしてそれぞれ「RAM-HOL-GA24U」「RAM-HOL-AP6U」(いずれも実売価格2100円、編集部調べ)を用意しており、がっしりとはめこむことができ、取り付け角度も自在で、強度も高く、きちんと取り付ければ自転車が転倒してもびくともしないなど信頼性が高い。高価だがもっともお薦め。
RAMマウントのボールベースをハンドルバーに止める。ナットのサイズは11mmなのでサイズがあったスパナを用意。U字ボルトが滑らないようゴムの板を1枚かませてセットし、動かないようきつく締める。ボールの角度は任意で。つづいてアームを用意する。アームで取り付けるアイテムの角度は変更可能だ。そのアームにホルダーを装着すれば作業完了である。
1) nuvi 205
ボールをセットしたnuvi用ホルダーをアームに取り付け、nuvi 205をパチンとはめ込むだけ。とりつけるとき上下を間違えないこと(逆にはめると電源スイッチが隠れてしまう)。それだけでかなりしっかり止まる。
2) iPhone 3GS+いつもナビ
ボールをセットしたiPhone 3GS用ホルダーをアームにとりつけ、iPhone 3GSをパチンとはめ込んで角度を調節するだけ。非常に簡単。iPhone 3GSに合わせて作られているので、ケースに入れていると無理なので注意。iPhoneを上から抑える爪部分に少し余裕があってカタカタ言うので(実害はないが)、わたしはそこにゴム板を1枚貼っている。
3) Sportio+EZ助手席ナビ
ケータイは汎用の小型ケータイ用ホルダーを使って装着する。ボールをセットしたホルダーをアームに取り付け、左下にあるボタンを押してホルダーの押さえを広げる。そしてSportioを置き、両側からぐっと抑えて固定する。ただ、左右から挟んで下で支えるだけのシンプルな構造なので、繰り返される振動でずれたり落ちる可能性がある。ゴムバンドなどで補強したり(今回は輪ゴムで止めた)、ストラップをハンドルバーなどにくくりつけて命綱代わりにした方がいいだろう。
また、このホルダーだとSportioのサイドキーが2つ隠れてしまうのが残念。
RAMマウント以外の装着方法
nuvi 205には純正のシンプルなマウント(実売価格3360円、編集部調べ)が用意されている。ハンドルバーやステムにタイラップでマウントをくくりつけ、そこに本体をはめ込む方式だ。こちらは低価格でシンプル。
iPhoneやケータイ用としては独リヒター社のバイシクル・マウントがお手軽。iPhone 3G用ジャケットや、各種携帯電話用のグリッパー、PND用のナビグリッパーなどが用意されている。堅牢性や柔軟性ではRAMマウントに劣るが、別途ゴムバンドなどで脱落防止の補強をすれば、低価格なマウント方法として使えるだろう。
まとめ
自転車に手早く装着して安定するのは、機種専用のホルダーが用意されたnuviとiPhoneが一番。どちらもマウントしたままでの操作も問題なく、どちらがいいかは甲乙付けがたし。だが冬などグローブを付けている場合は感圧式でひとつひとつの表が大きいnuviが有利。ケータイは汎用ホルダーを使うことになるため、やや劣る。
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