手ごろなサイズと価格が人気のコンパクトなPND(ポータブル・ナビ・デバイス)。ここで紹介する3機種は、どのモデルも画面サイズが3.5インチのものだ。画面が小さい利点としては、クルマに装着するときに場所を選ばないこと。画面が大きくなると、前方の視界を遮る可能性があるが、このクラスだとまず前方が見にくくなることは少ない。
また、内部電源を装備していて持ち運びが考えられているのも特徴だ。自転車や徒歩でも使えるのがコンパクトPNDの強みでもある。だが、AV機能などの付加価値が少ないので、あくまでもナビ性能だけを求めている人向けだろう。
ソニー「nav-u NV-U3C」
●2009年4月発売 ●実売価格3万6800円(amazon.co.jp調べ)
ソニーのPND「nav-u」シリーズの中でもっともコンパクトな画面を持つのが「NV-U3C」。4GBメモリーを内蔵しているので、市街地の詳細地図や3Dリアル交差点ガイド、方面看板などでしっかりと目的地までナビゲーションしてくれる。また迷いやすい都市高速の出入り口やインターチェンジをリアルな画面で案内してくれるのも特徴。内蔵されているデータは、住所検索3400万件、施設検索1000万件、電話番号検索1000万件と十分な情報量を持っている。
いいよねっと「GARMIN nuvi 205」
●2009年4月発売 ●実売価格3万4800円(amazon.co.jp調べ)
ワールドワイドでPNDを販売しているGARMIN社の定番となっているモデルが「nuvi 205」。地図データは多くのカーナビでも使用されているゼンリン製を採用。内蔵メモリーは2GBで、住所検索は約3300万件、電話番号検索は約800万件、カテゴリー検索は約44万件を収録している。また、GARMINならではの性能として、別売りの海外版マップを購入するとヨーロッパやアメリカでも使用できる拡張性も持っている。
RWC「XROAD RM-C3520」
●2009年3月発売 ●実売価格1万9850円(amazon.co.jp調べ)
ガイドブックや地図でお馴染みの昭文社のMAPPLEnaviを地図データとして使っているのがRWC「XROAD RM-C3520」。見慣れた地図データやランドマークの3D表示など、ドライバーが見やすいマップとなっている。4GBの内蔵メモリーには、約3000万件の住所データ、約720万件の電話番号データを収録。有名な観光地は、詳細情報も確認することができるので、ドライブなどでは強みになる。また、SDカードを差し込めば動画や音楽の再生も可能。
この連載の記事
-
第6回
トピックス
ソニー「nav-u」の新型はどのくらい使えるのか? -
第5回
トピックス
PND? パソコン? クラリオン「MiND」ってナニモノだ -
第4回
トピックス
iPhone×PND×ケータイ! 理想のチャリナビ徹底比較 -
第3回
トピックス
PND+チャリで23区の神社をリレーしてみるっ! -
第2回
トピックス
たっぷり遊べるハイクラスPND、どれが買い? -
トピックス
オレ達はPNDをとことん楽しみたいんだ! - この連載の一覧へ