NECは6月3日、ルータと接続して使うワイヤレスWANアダプタ「UNIVERGE WA1020」を発表した。価格は4万9000円で、出荷開始は7月22日。
UNIVERGE WA1020にはUSBポートやPCカードスロットが搭載されており、ここにワイヤレスWAN(データ通信)モジュールを接続する。これをEthernet経由でLAN内にすでにあるルータに接続すると、LANからワイヤレスWANへの接続が可能になる。
既存のルータがそのまま使えるため、ルータの買い換えや設置場所の変更などが不要というメリットがある。また、ルータはラック内に設置し、UNIVERGE WA1020は電波状況の良い場所に設置するといった使い方もできるという。UNIVERGE WA1020自体をワイヤレスWAN対応のルータとして用いることもでき、イベント会場やサテライトオフィス、有線の引き込みが厳しいところのネットワーク化に利用できる。
当初の対応はHSDPA/HSUPAを使ったワイヤレスWANだが、WiMAXへの対応も予定する。