「オートライティングオプティマイザ」の進化
画質に関する部分でも、多くの機能がブラッシュアップされた。新機能としては「周辺光量調整」機能の追加だ。同社のすべてとはいかないが、使用頻度の高そうな一部のレンズの情報が予め登録されており、対応レンズを使用することで周辺部の光量不足を補正してくれる。同機能はオン/オフできるので、わざと周辺部を暗くして雰囲気のある写真を撮りたいときにはオフにしておけばいい。
また従来から搭載している機能もより進化している。自動で明るさやコントラストを調整してくれる「オートライティングオプティマイザ」は、従来のオン/オフだけから標準、弱め、強め、なしから選択できるようになった。逆光時や低コントラスト時、白いものばかりが画面内にあるときに暗め傾向に写るのを補正してくれる。
「オートライティングオプティマイザ」撮影サンプル
左上が「標準」、右上が「弱め」、左下が「強め」、右下が「なし」。白っぽくコントラストの低い写真だが、強めにするとコントラストが高くなりメリハリのある写真になる。標準では弱めと強めの中間くらいで処理される。単純に明るさ補正されるだけでなく、Photoshopでいうところのトーンカーブの中間部分を持ち上げた状態に近い。ハイライトとシャドーはそのまま、中間調から明るめの部分にかけて明るくなっている
また「高輝度階調優先機能」を引き続き搭載する。ISO感度の設定が200~3200に制限されるが白飛びを少なくしてくれる。
「高輝度階調優先機能」撮影サンプル
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