ThermaltakeからExtended ATX対応のPCケース「Kandalf(型番:VA9000SWA)」が登場した。観音開きのフロントパネルに11段に及ぶ多段ベイ、豊富な冷却ファンなど機能満載のPCケースだ。
観音開きのフロントパネルを開けると全てメッシュ仕様の11段に及ぶ多段ベイが出現 | Extended ATX対応のPCケース「Kandalf」。フロントトップの円形部分は青色LEDによって光る。ON/OFFスイッチ付き |
どちらも素材にアルミを採用した筐体と観音開きのフロントパネルを備えたこの製品は、サイズ530(H)×220(W)×560(D)mmとかなり大型。別売りのアップグレードキット「A9358」(1980円)を使用することでBTX規格のマザーボードも搭載可能だ。全てメッシュ仕様となった11段の5インチベイ(カバーを外すことで3.5インチベイとしても使用可能、最下段が小物入れ)は、同じくBTX規格に対応するPCケース、クーラーマスター製「CM Stacker」を彷彿とさせるデザインとなっている。
内部のようす。別売りのアップグレードキット「A9358」(1980円)を使用することでBTX規格のマザーボードも搭載可能だ | 上部。アクセスポートのほか大きな通風孔が設けられている | |
「Kandalf」とほぼ同仕様となる姉妹モデルの「Armor」の背面。電源を縦にマウントすることで、天板に設けられた通風孔に排気させるという | クーラーマスター製「CM Stacker」を彷彿とさせる多段仕様 |
また同社ウェブサイトで紹介されているようにファンレスシステム対応という高い通気性も大きなウリのひとつ。後部に搭載する電源を縦にマウントすることで、天板に設けられた通風孔に排気させるという工夫がなされており、さらに同社のファンレスCPUクーラー/VGAクーラー/電源と組み合わせることでトータルファンレスシステムが構築可能という。(Thermaltakeでは検証済みとしているが、細かい仕様環境は不明)。
豊富な冷却ファンを装備しておりフロントに120mm角(1300rpm/17dB)、上部に90mm角(1800rpm/19db)、リヤに120mm角と90mm角ファンを1基ずつの合計4基のファンを搭載。さらに後部に装備する3.5インチHDDが3台搭載可能な専用モジュールには120mm角ファンが取り付けられている。その他、フロント上部の円形部分と120mm角ファンがLEDによりが青く光る、などといったThermaltakeらしい派手目のギミックも用意されている。販売しているのは高速電脳で価格は2万9800円だ。
背面にはこちらも青く光る120mm角ファンを装備する | 3.5インチHDDが3台搭載可能な専用モジュール。これにも120mm角ファンが |