LinuxWorld Expo/Tokyo 2002会場でも、もう間もなくのリリースといわれていた『Mozilla 1.0』がついにリリースされた。
『Mozilla 1.0』のデフォルトホームページ。「Party」にポインタをあわせると花火が打ち上げられるなど、お祝いムードたっぷりのページだ。 |
『Mozilla 1.0』のリリースノートには、特に新しい機能に関する記述はない。MozillaのWebサイトで公開されているガイドによると、「もっとも興味深い10の特徴」として、以下のようなものが挙げられている。
- 1度の接続でWebページをすべて取得する「Pipeline」機能
- タブ機能
- 不必要なポップアップウィンドウを開かないようにする「Pop-up blocking」機能
- ブックマークにキーワードを加えることで、アドレスバーにそのキーワードを入力し表示させることができる「Bookmark Keywords」機能
- 細かい設定機能
- 豊富なテーマ、ページスタイル変更などの表示変更機能
- チャットクライアント機能
- アドオンを利用した機能拡張
- Windows、Mac OS 8.x/9.x/X、Linuxなど、多くのプラットフォームをサポート
[View]-[Use Styles]でページのスタイルを変更できる。Webサイト側で複数のスタイルシートを用意する必要がある。上のページと同じものだが、スタイルを変更することで大きく見た目が変わる。 |
ブックマークの設定。キーワードを設定すると、アドレスバーにキーワードを入力することでそのページを表示させることができる。 |
Internet Explorer風のテーマ。1.0対応のテーマもすでに豊富に用意されているので、いろいろ入れ替えて楽しむことができる。 |
日本語パックはもじら組のWebサイトから入手することができる。
今回の『Mozilla 1.0』リリースを記念して、世界各地で140以上のパーティが催されるようだ。日本でも、先日もじら組主催によるパーティが行なわれている。
また、Netscape 7.0 PR1のLinux版、Mac OS X版もリリースされている。こちらはMozilla 1.0 RC2をベースにしたもので、Windows版とほとんど変わらない。
Linux版『Netscape 7.0 PR1』。Linux上で動作するAOL IMクライアントなどがあるので、必要な人には便利だろう。 |