AbitからKT266Aを搭載したマザーボード「KR7A」が登場し、OVERTOPとパソコンハウス東映が販売を開始した。
KT266Aを搭載したマザーとしてはEPoX、Gigabyte、MSIなどに続く後発の製品となり若干出遅れた感はあるが、これまでの製品と大きく違っているのはDDR SDRAM用のDIMMスロットを4本搭載している点。同社はAMD760搭載の製品「KG7-RAID」でも4本のスロットを搭載して注目を集めたことは記憶に新しいが、同製品ではアンバッファードDIMMなら3GB、レジスタードDIMMなら4GBまでサポートしている。Abitのサイトには「KR7AーRAID」の情報しかないため断言はできないが、同製品が独自のSoftMenu IIIの採用によりFSB設定クロックを100~200MHzまで1MHz刻みで設定可能、Vcoreを1.100から1.850まで0.025刻みで設定可能(シネックス)であることから、同等の機能を搭載している可能性は高い。価格はOVERTOPで1万7800円、パソコンハウス東映で1万7980円となっている。
また、代理店のひとつバーテックスリンクによると「KR7A-133R」(KR7A-RAIDの日本市場向け型番)はUltraATA/133対応のIDE RAIDコントローラ“HPT372”を搭載して近日中に登場予定。この製品が登場すれば、Ultra ATA/133搭載のKT266Aマザーとしては初の製品となる。ホームページによると、このコントローラは先に登場したIwill製「XP333-R」(ALiMAGiK 1の「Cバージョン」)に載っていたものと同じ。これにより、最大4台までのUltra ATA/133対応HDDでRAID環境を構築可能、Ultra ATA/100と合わせれば合計8台のHDDやCD-ROMを接続可能となっている。
IDE RAIDコントローラ用の空きパターン |