10月5日にアキバの店頭へ並んだCeleron-1.2GHzから1カ月半が経過し、バリューセグメントで抜きつ抜かれつ最速の座を争い続けているDuronも1.2GHzに到達。バルク版の販売が22日から始まっている。
今回アキバに登場したDuron-1.2GHzは15日に日本AMDから発表されたもの。Duron-950MHz以下、SpitfireコアのDuronが流通在庫を残して終了したため、GHz以上のDuronのみが搭載する、現在唯一のDuron用コアにしてSSEをサポートする3D命令「3D Now! Professional」に対応するMorganコアを採用しているのが特徴だ。そのコアに刻まれたマーキングは“DHD1200AMT1B”となっており、FSB 200MHz、駆動電圧1.75V、L2キャッシュ64KBといった基本的な仕様に変化はない。
Duronらしく、L1はオープン |
価格は高速電脳で1万2800円。これはFC-PGA2を採用するCeleron-1.2GHzの最安値とほぼ同じレベルである。バルク版のためCPUクーラーが付属していないのを考えるとやや割高といったところだが、“初値”であるのを割り引けば十分にお買い得と言えるだろう。
最速Athlon XPのリテール版も登場
両製品とも本格的な流通は明日以降
あわせて一部ショップでは8日からバルク版が流通しているAthlon XP 1900+リテールボックス版の販売がスタート。これまで登場したAthlon XPのリテールボックス版と同じく、黒い帯部分には“1900+”とだけ書かれ、1.6GHzという実クロックの記載は非常に小さいものとなっている。価格は高速電脳で3万5800円、BLESS 秋葉原本店で3万6800円。
なお、Duron-1.2GHzのバルク版、Athlon XP 1900+のリテールボックス版ともに本格的な流通開始は明日以降。特に明日入荷予定というショップは多く、3連休の初日には各所で販売を確認できそうだ。
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