「Duron-1.6GHz」 |
AMDのsocketA対応CPU“Duron”シリーズに久々の新製品「Duron-1.4GHz」と「Duron-1.6GHz」が加わった。従来の“Duron”シリーズがFSB200だったのに対して、今回の2製品はどちらもFSB266に対応した新コアを搭載したモデルだ。
OPNは、Athlon XPと同様にパッケージ上に移されている | ポップには搭載するコアは“Applebred”と書かれている |
今まで販売されていた“Duron”といえば、“Morgan”コアを搭載した「Duron-1.3GHz」が最高クロックだった。こちらのデビューは2002年1月だったので、実に1年8カ月ぶりの新製品ということになる。久しぶりの入荷を知らせるショップのポップには「“Applebred”新コアになって帰ってきました!」などといったものも貼られている。
“Applebred”コアについては、やはりFSB266の“Thoroughbred”コアのL2キャッシュ削減版などという話も聞かれるが、詳細は不明。Athlon XPと同様の緑色のパッケージ、細く小さくなったコア、がらりと変わったキャパシタ配置など、外観は従来の“Duron”と比べるとまったく異なっている。CPUコアに刻まれていた製品名やOPNは、Athlon XPと同様にパッケージ上に移されているが、そのOPNを見てみると「Duron-1.6GHz」が“DHD1600DLV1C”、「Duron-1.4GHz」が“DHD1400DLV1C”となっているのが確認できる。AMDの資料によると、モデルナンバー後のDが「PackageType OPGA」、Lが「VCore 1.5V」、Vが「温度上限 85℃」、1が「L2キャッシュ 64KB」、Cが「FSB 266」となっているようだ。ちなみにL1キャッシュは128KBとなっている。
見ためはがらりと変わった(右がDuron-1.3GHz) | 「Duron-1.4GHz」 |
コアの変更にともない心配されるのは対応マザーボードの状況だが、一部代理店のサイトには早くも対応リストが掲載されている。この際にCPUの交換を考えているユーザーは、自分の持っているマザーの対応状況を確認してから購入したほうがよいだろう。価格及び販売店は以下の通り。
価格 | ショップ |
---|---|
AMD 「Duron-1.4GHz」 |
|
\4,667 | OVERTOP |
\4,980 | アーク |
\4,980 | 高速電脳 |
\未定 | スーパーコムサテライト |
\未定 | コムサテライト3号店 |
AMD 「Duron-1.6GHz」 |
|
\5,762 | OVERTOP |
\5,980 | アーク |
\5,980 | 高速電脳 |
\未定 | スーパーコムサテライト |
\未定 | コムサテライト3号店 |