3週連続でJASRACの記事が1位。2位“「Windows XPは爆発的には売れないだろう」――ケビン・ロリンズ米デルコンピュータ社長兼CEO来日”は企業ユーザーを対象にして述べた言葉だ。すでにWindows 2000を導入している企業ユーザーは、評価テストをしたあと、ハードの買い換えにあわせてWindows XPを導入するだろうという意味。コンシューマに関しては、ユーザーインターフェイスの大幅な変更により、Windows 95時と似ていると同氏は述べる。もっとも、企業ユーザーの乗り換えスピードが爆発的なものにならないのは、システム面だけでなく、仕事場の作業効率を考えても当然の見解といえるだろう。Windows 2000が登場した際にも、「企業ユーザーの乗り換えは当分先」と言われたものだ。
注目したいのが初登場の10位。この中で語られている“Service On Demand”や“Liberty Alliance Project”は、“SOAP(Simple Object Access Protocol)”や“UDDI(Universal Description, Discovery and Integration)”、“シングルサインオン”などのキーワードが飛び交い、Microsoft.NETの対抗馬といえそうな存在だ。米サン・マイクロシステムズは“オープン”をおしたててService On Demandを推進する構えのようで、米サン・マイクロシステムズ社、iPlanet E-コマース・ソリューションズのPresident and General Manager マーク・トリバー氏は.NETを「複雑で閉鎖的であり、企業の成長や統合が妨げられる」と述べている。対してMicrosoft側も“オープン”を標榜して.NETを展開しているのは明らか。さらにVisual J# .NETなる必殺技(?)も繰り出してきた。本格的なWebサービス時代はこれからだが、前哨戦はすでに過熱気味となっている。
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